nanto-e.com archive

なんと万華鏡

南砺市には、いろんな花が咲き、がんばっている人がいて、面白いことが起きています。

きものが似合うまち城端

2014年10月02日


      風間耕司さん主宰の、

      富山写真語・万華鏡も

      とうとう、

      272冊目

      毎月発刊していますが、
      月刊雑誌ではありません。
      1号目から独立した、
      写真集です。¥500も変らず。
      ギネス間違いなし。

      創刊号から支援者、ライターとして、
      参加してきました。

      72号目から編集を。
      とうとう200冊になります。
      書店では売っていません。

      こんどのテーマは
      「絹の城」。
      城端のシルクの都(かっては)
      しかし、その蓄積が
      まちの至る所に活かされています。



    
      おなじみの文化財
      織館をベースにして、
      いろいろ
      取材協力いただきました。



      
      なんとも元気な
      城端女子さんたち。




      ワタシも混ぜてとパロ。




      年代ものの看板ですが、
      生まれてくる商品は
      国際的です。

      女性の視点から
      製品開発とプロモーション。
      松井紀子さんが主役。

      しけ絹という、
      本来は等外品の絹に、
      新たないのちを吹き込んだ
      物語りです。

      しけ絹のふすまは圧巻です。

      松井紀子さんの、

      わたしの好きな城端

      そういうテーマで
      写真家の風間耕司さんが
      追っかけ取材。
      見慣れた町のふだんの姿も
      こんなにステキに見える。

      

      つくづく、
      城端は
      きものが活きる町だなと
      実感しました。



      

花子とアンは終わったが

2014年10月03日


      柿が色気を出した。




      これは、ヒトハの甘柿。




      鈴なりに成ったけれど、
      イラガと
      アメリカシロヒトリに
      葉っぱが坊主に。

      もいで食すると甘みがない。
      やっぱり栄養が足りないか。





      花子とアンが終了。
     「アンのゆりかご」が
      ドラマの底本だとのこと。

      半年間楽しませてもらった。
      視聴率は22%台で、
      過去10年間で最高だったという。

      翻訳の話ではあるけれど、
      実は、
      出版業界が舞台であった。

      昔もいまも、
      東京の基幹産業は、

   
      情報加工産業

      3400万人という
      世界一の大都市。
      首都圏の産業の中核であり、
      一種の虚業でもある。

      東京は世界一おかしな、
      都市でもある。
      ホンモノ、実体はない。
      
      ちなみに東京に集中している
      メデイア(媒体)
      テレビのキー局は100%
      新聞の全国紙本社100%
      雑誌は90%以上
      出版はおそらく95%ぐらい。
      広告は、大口は90%。
      それが情報の巨大な流れとなり
      蛇口を通して地方へ。
      東京が輝いて見えるはずである。

      権限と(利権と)お金、
      情報が日夜飛び交うまち東京。

      だから、
      花子とアンのドラマは
      東京以外では成立しなかった。
      長らく、
      出版にかかわってきただけに、
      東京と地方の
      ギャップを痛感する。

      ネット社会になっても
      基本的には変わらないかも。

      東京はどんなに色づいて
      魅力にあふれていても、
      かじってみたら、
      田舎の濃い味にには敵わない。

      そうありたい。

     




            

デザイン県とやま

2014年10月04日

      富山県は
      大都市以外では
      トップクラスのデザイン県。
      ほとんど知られていない。

      基本は、
      富山の売薬300年の歴史。
      私もスタートは
      くすりのデザインから。




      富山市民プラザで

      富山デザインフェア2014

      むかしの古巣で、
      かっての部下や教え子が
      みんな社長、幹部。
      そして審査員に。

      富山アートデレクターズクラブが
      中心になって開催。

      ほかに
      北陸コピーライターズクラブもある。
      これも全国でトップの実力。




      中央などから審査員。
      東京についで、
      レベルが高いと激賞される。

      富山県立近代美術館が、
      世界ポスタートリエンナーレを
      開催してきたことも大きい。


 

      審査員特別賞の
      山口久美子さんポスター作品

      最近は、
      大型ポスターで迫力、よりも
      こういう生活感覚が
      主流になってきた。

      ひと昔よりずいぶん様変わり。
      しかし、デジタル化が
      すさまじい勢いで進展しても
      基礎が
      ちゃんとしている
      クリエーターが
      頭角を現す。

      パッケージ、グラフィック、
      CM、デスプレイ、
      広告などの各分野からも
      秀作が一堂に展示されていて、
      現代の生活のすみずみに、
      若い才能が
      活躍しているのが富山県。

      ちなみに、
      300人ぐらいのクリエーターは
      半分以上が女性。
      そして、大半、富山市で
      仕事をしている。

      やはり都会型職業か。

      全国的に、
      こういうノウハウを持った、
      デザイナーは
      田舎で自立する傾向が出ている。

      ビジネス環境としては
      辛いものがあるけれど、
      ネット社会が可能にした。
      古くて、
      新しいジャンルで、
      とやまの女性が先頭を切って走る。
     
      5日(日)まで。




     

かまいたくない奴

2014年10月05日

       従来、大きな被害の
       台風は、10月が多いという。
       立山連峰のおかげか、
       富山県は、安全地帯に。

       ツリフネ草
       大好きな秋の野草。

       いまごろの、
       里山の山道を彩る、
       代表的な花。

       何度か美術館の近くで採種。
       何回も蒔いてみたが、
       昨年に
       ようやく数株、庭で定着した。




       和船を釣った形から。
       透明感のある、
       ローズピンクと
       くるくるっと巻いた尾の部分。
       可憐でロマンチックな姿がいい。

       鳳仙花と同じ仲間で、
       ちょっと触れただけで、
       パチパチと種がはじけ、
       遠くへ飛ぶ。
       蛇はいやがるそうな。





       今年は、異常に殖えて
       大群落になる。
       土壌との
       相性がよかったのか。


 

       その横の壁に、
       あまり
       かまいたくない奴。

       小柄なコカマキリ。
       褐色の種類。

       首が360度まわるという
       器用な面も。

       大きい緑の
       カマキリは、どうにも
       好きになれないが。

       ボクサーのように
       身構える、
       両手の鎌?は、昆虫界随一の
       すぐれものの武器。

       なぜかこの表情は憎めない。

       おがみ虫という
       別名もある。






  

日本国がノーベル賞?

2014年10月06日

      ことしは
      アケビの大豊作。
      春にまめに交配したため、
      鈴なりに。
      この果肉を裏ごししたら、
      最高の上品な味、香りの
      天然スイーツになるかも?




      ノーベル賞の季節。

      生理学・医学賞、
      物理学賞、などに加えて、
      平和賞というのがある。

      最初は冗談みたいだった、
     「日本国憲法9条」もノミネートされ、
      ちょっと現実味が浮上してきた。

      日本国民がもらうべきで、
      まさか安倍首相では、
      ますますブラックジョーク。

      日曜の夜、
      NHK特集のドキュメンタリーで
     「武器輸出三原則」が。

      防衛庁のはしゃぎぶりが、
      ぞっとする。
      アメリカの担当や、バイヤーが
      本音で登場してびっくり。

      閣議で規制緩和。そして半年。

      日本は昭和42年以来、
      東西冷戦を受けて、
      武器は外国へ売らないのが鉄則。

      共産圏、国連の決議で決められた
      武器の禁輸国と、紛争国に
      厳しく対応してきている。

      その長い実績で、
      戦争をしない国という信頼が
      定着してきたはず。
      憲法9条とセットである。

      アメリカが欲しがるのは
      分解精度の高いレンズと、
      ミサイルに欠かせない、
      オートジャイロ。
      小さな部品を
      アメリカの巨大な軍需産業を経て、
      どこの国へ渡るかわからない。

      日本の軍需産業も、
      いまがチャンスと色めく。

      日本の誇る高い技術が、
      人を殺傷する「武器」になる。
      政権寄り、アメリカ寄りの
      広報番組の体裁で、
      かなり突っ込んだ内容。
      ドキュメンタリー映像は
      ショッキングだった。







      


        

道宗道トレイルラン

2014年10月07日

      ノーベル賞
      予想外のビッグニュースに


      10月5日に
      道宗道トレイルラン

      内外からなんと510人も
      駆けつけて駆ける。

      2000年国体ころから、
      関係者の長年の
      ボランテイアで、
      整備を続けられた古道。

      以前に、井波・城端の
      道宗道の会や、 
      上平高齢者学級で、
      道宗さんにあこがれた人々と
      いうテーマで勉強会も。
      満員だったのがうれしい。

      南砺市のどまんなか。
      背骨のような、
      道宗道の尾根道は、
      見晴らしがいい。

      おまけに、歴史の道。
      全国の、
      名物コースに育ってほしい。




      井波出身の作家、岩倉政治が
      宗教文学「赤尾道宗」を書き、
      それを聞いた鈴木大拙が
      この妙好人こそが、
      自分の最高の生き方と言い切る。

      それを知った、
      感激屋の棟方志功は、
      道宗さんにあこがれて、
      チヤ夫人、城端の石黒蓮州、
      吉田龍象の4人組で、
      西赤尾、行徳寺まで珍道中。
      
      その感動を、眼が悪いのに、
      雑記帳にこと細かくメモし、
      のちに「板響神」で発表。

      棟方志功は、文筆で身をたてようと
      考えていた節があるそうだ。

      豪放磊落にみえる棟方さんだが、
      細かい文字でびっしり。
      そのまま活字になって、
      楽しい紀行文学になっている。

      終戦直後の
      五箇山行脚した印象が
      山門の油絵や
      合掌の家々などの倭画に
      残されている。

      21カ条のお文
      ごしょうの一大事のお札は
      棟方が感動を絵にしたもの。
      板画作品というより、
      行徳寺に納めたお札。




      道宗道トレイルランは、
      棟方志功も心を寄せたコース。
      500年の歴史がある。

      毎月、蓮如さんを慕って、
    西赤尾から、
    井波別院瑞泉寺まで
    あの道宗さんが
    尾根道を駆けた由来は、
    いま、
    平成の世に蘇える。


      みなさん、ごくろうさまでした。 



エボラ熱と富山のくすり

2014年10月08日


      月食の暗赤色。
      このところのブログ炎上に
      どこか重なり、
      悲しい。


      ことしも、
      西アフリカ諸国から、
      富山へ
      農業青年研修に
     (写真は昨年,閑乗寺)




      猛威を振るう、
      エボラ熱、大丈夫かと聞くと、
      みんな、国家公務員だから
      OKなのだという。
      よくわからない。

      ニュースで、
      日本の未承認薬が提供され
      治療に使われているとか。

      今は富士フイルムの傘下であるが、
      富山化学の開発した新薬。

      この会社は、
      伝統的な富山のくすりの
      ベースのなかから生まれた、
      新薬メーカー。

      ビタミンB1注射液
      鎮痛剤のアンチタミン、
      寄生虫の特効薬など、
      戦後、数々のヒット商品を
      世に出してきた。

      若い時、
      そのパッケージデザインを
      担当していたので、
      なつかしい会社。

      その後、業界の紆余曲折。
      新薬は過酷な競争社会。

      富山の製薬会社は中小規模が多く、
      安全、製造に関する厳しい
      基準が設けられて、
      大変な努力をしてクリアした。
      結束が固く、危機を乗り切る。

      それが、昨今になって、
      威力を発揮することになる。
      多品種少量生産が可能なので、
      ジェネリックむき。

      大正期だったか、とやま売薬が
      消費税を課せられて、
      危急存亡のおりも、業界が結束して
      日本初の消費税を撤回させた。

      久しぶりに、
      富山発のニュースがうまれた。
      伝統的な基幹産業は強い。
      

      ジェネリックには、
      富山の中規模の製薬メーカーは
      いづれも絶好調である。
      富山の産業界が健全なのは、
      薬業界の健闘が貢献している。

      追記:
      この富山化学のデザインは
      かっては、
      すべて南砺市で生まれた。
      東京から戦前に
      Uターンされた故尾山外誉治氏が
      手がけられる。










なんと-eブログもブルー

2014年10月09日

       野菊が
       秋の陽ざしに。




       つつましく、
       庭の片隅に咲く。


       台風一過のあと、
       久しぶりの
       青空。
       なのに気が晴れない。
       気分はブルー。




       日本どころか、
       世界がブルーLEDの話題で
       持ちきりというのに。

       なんと-eのブログが、
       10年目にして、
       困ったことに。
       システム閉鎖問題だけではない。

       前例のないシステムは
       日本最高のグッドデザイン賞に。
       しかし、
       先端をいく宿命として
       いくつかのグレーゾーンがあった。

       お金は誰が出しているのか。
       よく理解されていない。
       
       地域限定とはいえ、
       匿名性が原則であり、
       地域なりの公共的責任もある。
       南砺の文化度のモノサシか。

       村人その1さんも苦言。

       毎日、投稿されているかたの努力は、
       趣味の域を超えた、
       高いモラルに支えられていて、
       毎日、数百人が共有している。
       いわば、公器。財産。

       私怨、私憤だけでなく、
       社会への発言もダメとはいわないが、
       おのずと限界もある。
       オブラートに包むとか、
       スルーするとか。

       たしかにグレーゾーンが
       多いまま、今日まで来ていた。
       作りっぱなしで、
       モラルなどのコード(基準)も
       検討されてこなかった。
       でもタダ乗りの利用者だけが、
       主人公ではない。

       それでもブロガーたちの
       善意と個人的な思い入れだけで
       いままで、
       続いてきたことも不思議。
       管理者もたいへん。

       でも、多くの人たちの
       気分はブルー。
       とちのみさんではないけれど。

       ひたすら南砺のため、と
       ボランテイアで、
       続けられてきた。
       これまでの努力は
       いったい何だったんだろう…

       自問自答しても、
       うまい答えが見つからない。
       やりきれないなあ。

       つらい。

       小異をかなぐり捨て、
       大道を。
      







  
  

ブログのおかげ多謝!

2014年10月10日


      平安のころの
      トンボの名前、アキツ:秋津。

      その飛び交う大地は
      アキツシマ。
      日本という国の古い別称。

      4枚の羽根で風を読み、
      空中にホバーリングできる、
      すぐれもの。




      秋の日に、群れて飛ぶ。
      左の上に、キャッチ。



      
      最初は、福光。
      合併で、
      南砺に軸足をおいて、、
      タダで、ながらく、
      投稿させていただいた。

      完全に生活の一部となり、
      30分以内に仕上げる。
      時間とのたたかいを
      自分に課せる。

      結果。
      文章を書くスピードがあがり、
      リズム感を体得した。
      最近、いろんな媒体に
      原稿を頼まれても、
      まったく気にならない。

      他の人たちの文章や
      その内容にも、学ぶ機会にも。
      これは大きい。

      最大の収穫、恩恵は、

      風に敏感になる

      その日のお天気、
      朝いちばんのニュース。
      身辺の変化、発見。
      なんでもないできごと。

      なかでも新聞、テレビ、
      雑誌の記事がヒントになる。

      その気配を活字に組む。

      帰宅して、反響を
      そっと、覗いてみて、一日が
      ようやく終わる。
     
      いちばん、うれしいこと。
      いつも上っ面だけを撫でるような、
      雑な記事書いているのに、
      それをフォーローされる書き込みが
      とても励みになる。
      世の中に、
      こんな素敵な人たちがいることを
      すなおに実感します。

      アキアカネ(トンボの古名)の
      ように、
      いろんな風に敏感に。

      なんと-e.comのおかげで、
      南砺の空気がいつも肌に感じる。
      
      風の読めない人と
      呼ばれないよう自戒。

      ありがとう、ブログ。



新しいブログの引っ越し先を

2014年10月11日



      あじさいは、強い。

      群れて咲いて、
      散ることがない。

      梅雨時から、
      いままでもしっかりと、
      色艶を失わない。


 

      キンモクセイも、
      二度目の花を咲かせて、
      そこたらじゅうに
      いい香りをふりまく。


      まだ、
      時間があるだけに、
      なんと-e.comの
      いのちを繋げないか。

      いまの管理者は、
      貧乏くじを押しつけられた、
      気の毒な状態と察する。
      お任せとは酷というもの。

      創設のころ、
      かかわった皆さんの知恵と
      力を糾合して、
      よりよい案を示してほしい。
      がんばってほしい。
      
      ネット環境が
      今のように充実、進化している
      こんな時代だから、
      もっと簡便で、
      きっといい道があるはず。

      超アナログ人間には
      まったく思いつかないし。

      見えてくれば、
      ブロガーの皆さんも、
      協力の道がひらける。


      何度もいいますが、
      南砺の歴史、資源、顔。
      たからものです。
    
      南砺の文化度が問われます。
   


      アジサイのように、
    いつまでも
     咲き続けましょう。





 

       利賀村の春。
       咲き競ってこそ華。







  

空き家が増える

2014年10月12日


      空き家は
      過疎地のイメージから
      最近は、
      都市部の負の遺産として
      急浮上してきた。

      日本の空家率13.5%
      にわかに信じがたい。




            故五島通弘氏撮影 砺波の風景


      富山県の
      統計課のしごとで知った
      30年前。
      富山県の全国比での
      豊かさはトップクラス。

      自治体別で、住みやすさで
      砺波市も日本一に輝く。

      その指標は
      持ち家率と1人あたりの畳数。

      その家の広さが今あだに。

      散居村の豊かさは、
      親、子、孫3代にわたって、
      磨き込まれた住まいだった。
      人生の目標、夢だったはず。

      それが、
      このところ逆転現象。

      砺波平野の
      豪壮なアズマダチと屋敷林。
      豊かさのシンボルだったはず。

      経済的余裕があれば、
      東京の大学へ、
      そして帰らず。
      そして空き家に。

      立派な屋敷ほど。

      まちなかの、駐車スペースもない、
      古い民家を嫌って、
      同居もままならず、
      求めやすい、郊外で
      規格型(あんがい安っぽい)の
      ピカピカの新築に。

      日本列島がすべて。

      旧市街部はもっと深刻。
      防災上からも指摘をされている。

      税制改革や、古民家再生、
      空き家の利活用、
      保全、手入れサービス、
      いろんな施策が取り沙汰されて、
      ニュースが多いが、

      更地にすると固定資産税が
      6倍になることも拍車がかかる。

      わずかの年月で、
      住宅に対する価値観と
      現実の変化の速さに、
      愕然とする。

      30年前には、
      想像だにできなかった事態。

      



      

だまし絵のムナカタ

2014年10月13日
      ちょっと留守に。

      歴代の10月の大型台風、
      大災害が多い。
      子どものころに、
      洞爺丸台風はラジオで聞いていた。
      3000人が亡くなった伊勢湾台風。
      南砺でも、むかし、
      巨大台風13号が
      小矢部川上流で大災害。
      綱掛のお寺が埋まる。

      台風19号が列島を駆け抜けた。
      テレビなどの事前の情報に
      対応できたのが良かった。
      隔世の感があるけれど、 
      天災は広島や御嶽山の例もある。




      ちょっと息抜き

      現在の常設展示場に、
      展示中で、
      来館者に人気があるのが
      棟方の
     「美魅寿玖の図(みみずくのず)」

      昭和19年、富山市岩瀬の
      支援者の家で描かれた。
      魚津の会社社長が求めて愛蔵された。
      青森県へ売られる運命。

      人を介して、持ち主を説得。
      福光美術館が収蔵できた。
      八曲一双というのも、
      テーマもきわめて珍しい。

      東京や半田市、武雄市など
      全国へ貸し出して、
      いちばん人気がある。


 

      若かりし頃の棟方。
      奥さんと子どもが青森の実家に。
      周囲には独身と言っていた。

      友だちからもらった、
      みみずくの子を
      友として暮らしていた。
      森の哲学者(ヨーロッ)として、
      みみずくが大好き。

      度の強い近眼鏡が、
      どこか自画像みたい。

      東京では生活のため、
      百貨店のウインドー背景を描いた。
      その経験が役立つ。
      屏風の立体感を自由に遊んでいる。




      名作「瞞着川(だましがわ)」
      ではないけれど、

      この屏風のデザインは、
      騙し絵になっていて、
      観る角度によって微妙に変化する。

      幹がひとつに連なったり、
      みみずくの数が
      増えたり、減ったり。

      実によく計算されていて、
      遊びごころ、そのもの。
      ムナカタワールドを
      一緒に楽しめる構図になっている。

      機会があれば、
      お子さん、お孫さんと、
      みみずく探しをどうぞ。

      県外からのお客さんは、
      説明すると、
      右往左往しながら確かめる。
      棟方さんへの
      新しいファンがうまれる。


      棟方志功の作品には、
      いまでも、
      いつも新しい発見がある。




    



      

ある婚活

2014年10月14日

       台風が駆け抜けて、
       突然冷気が南下する。
       北海道では雪も。

       こんなとき、
       身近に
       あったかい生きものが
       欲しくなる。




       これまで、
       小学生のころからずいぶん、
       いろんな生きものの世話をし、
       くらしてきた。

       犬も
       ネコの場合も
       雑種、血統書つき
       どちらも
       おんなじ。

       家族かそれ以上の
       コミュニケーションが
       生まれて、退屈しない。
       どれだけ
       助けられてきたことか。

       でも、
       生きものを飼うのは
       たやすくない。
    
       家族ぐるみの責任が
       伴わなければ、
       叶わないし。

       寒くなると、
       恋しくなるのは
       コタツだけではない。


       ここで脱線。

       某国営放送富山支局。
       アナウンサーの
       溜まりの居酒屋兼小料理屋。
       夜、仕事を終えて
       8時ごろ、
       みんな集まり、遅い夕食。
       私も常連だったが。

       富山へは、
       若い独身アナが配属されてくる。
       修業のため地方へ。
       当時、富山発の
       全国ニュースが多かったこともある。
       元気だけは、人一倍。
       すぐれものが多かった。

       居酒屋(今もある)の
       名物ママは気風がよくて
       面倒見がいい。
       溜めたツケを月末にそっと、
       出世払いにしていた。

       富山は寒くなるのも早い。
       で、彼らは、
       アパートへ帰っても、
       冷たい布団が待っているだけ。

       いつの間にかこの居酒屋、
       婚活のお店になった。

       そして、晴れて一緒に東京へ。
       名物アナウンサーは
       それを見て笑う。
      「湯たんぽがわりを連れてきた」

       富山出身のご存じの、
       有名アナはけっこう多い。
       たいていは
       奥さんは、富山の女性。

       健康絵に描いたようで、
       率直な県民性。
       頼りになるたくましさと、
       意外や、やさしいのだ。

       私の部下も、
       持っていかれてしまった。

       寒くなると、
       めでたいこともある。









 

年功序列廃止

2014年10月15日


      経済活動が、東京へ
      一極集中の日本。

      いまさら、地方創生と言われても
      実感がわかない。
      世界中で、
      地方創生がうまくいった
      ケースは皆無だそうな。


                   新宿副都心と都庁舎
 

      週刊現代。
      日立、パナソニック、ソニー
      大手電機メーカーが
      年功序列制度を廃止し、
      成果主義に変えるという。

      数人、数十人、数百人
      そして数千人の会社に籍を置いた。

      組織が大きく、
      歴史のある企業ほど、
      年功序列制度が徹底していた。

      安定していて、定年まで
      視野に入るような会社だと、
      人生設計がやりやすい。
      福利厚生もしっかりしていた。
      今は、そんなに甘くはないが。     

      がんばる社員も、
      ぶらさがる社員もあまり差を付けず、
      毎年昇給した日本の良き時代。
      よき先輩が、ゆったりと
       飲み屋で指導してくれた恩は
      今でも忘れない。

      それが失われた20年で、
      アメリカ式の成果主義に変る。

      肌でその変化を体験した。

      当面の成果だけ追い求める。
      上ばかり、気にし、
      チームワークがやりにく。
      すべて減点主義に。
      自分のことを優先する。
      人間関係もギスギス。
      
      長期スパンで考えないから、
      LEDノーベル賞受賞者の
      ようなことはムリ。

      日本型の大手企業が
      のきなみ、国際競争力を
      失ったのは、
      成果主義の結果ではないかと、
      疑問の声が多い。

      ちなみに、
      企業規模が小さいと、
      それどころではない。
      みんなで、がんばらなければ、
      明日がない。
      つまり、
      緊張感がある。

      それでも、安定した、
      年功序列の世界がある。
      教育関係と、行政である。
      婚活優等生。

      6回職場を変えた。
      結果論、

      人数の少ない職場は、
    人間関係が、
    実にあったかく、
      連帯意識が強い。




      
     

新潟県弥彦村議会から

2014年10月16日
  


        ねこじゃらし。
        秋だなあ。





        夕がたの積乱雲。
        屋敷林がシルエットに。
        夜には雷雨。
        竜巻警報も。




        こんな風景も。




        昨年、
        新潟からの帰途、
        越後平野のランドマーク
        弥彦山。

        南砺の高瀬神社は、
        越中一宮。

        弥彦神社は
        越後一宮。
        広壮な神域を持つ。

        頂上から佐渡島が望める。

        万葉歌人、
        良寛さん、義経、謙信
        ゆかりの名跡。        




        新潟県の
        弥彦村議会の総務文教・
        厚生産業常任委員会一行。
        
        人口8000人の村。
        全国唯一、
        村営競輪場を持つ。
        三条市へ通勤する人が多い。




        弥彦神社にある、
        美術館の活性化について、
        研修と意見交換。

        美術館は
        図書館と似ていて、
        地域文化の拠点のひとつ。
     
        よく議会では
        入館者数が議論になる。
        入館者数も大切だが、
        感動は、数値化できないこと。

        交流人口の拡大と、
        地域貢献の2つの柱が大切。

        どのように、
        地域を輝かせるか。  

        じっくりと、
        貴重な意見交換の場。
        こういう研修が、
        ときどきある。

        とかく、美術館は
        大型で派手な活動が話題に。

        全国500館の公立美術館。
        そのなかで、
        小さいほうに属する、
        館の運営方針が、
        ほんとうは貴重なことなど、
        マネジメントと
        戦略について、
        みなさん納得していただいた。

        あとは、
        まちなかミュージアムと
        愛染苑もご案内する。





  

ルーレットは面白い

2014年10月17日


      自民、一部野党の超党派で推進
      カジノをふくむ、
      統合型リゾート(IR)立地法案。
      この国会で議決か。
      公明党は、賛否両方。

      これまでの
      世論調査でも日本人の
      おおよそ7割が反対しているのに。

      先頭を切ってはしゃぐ、
      大阪の橋下市長。 





      ずいぶん前に、
      韓国のカジノでルーレット体験。

      まったくのカンだけで、
      がんがん勝った。
      まわりの人たちは、
      私の賭けるところにみな、
      チップを置くようになる。
      それでも、勝ち続ける。
      興奮状態に…
      すっかり、はまってしまう。
           
      ルールは単純で、
      しかも、雰囲気がおしゃれ。
      韓国人は入れない。

      現在、マカオなどでは、
      ギャンブル依存症が多く、
      社会問題に。
      韓国の江原道の炭鉱のまちで、
      カジノを誘致。
      環境、風俗が悪化、ホームレスも急増。

      大阪では数兆円の投資、
      1000億円の儲けを
      社会福祉に振り向けるという。




      実は、すでに、
      日本は世界最大の
      ギャンブル王国になっている。
      パチンコである。
 
      
      国内のパチンコ、スロット店は
      12000店、ギャンブル機は460万台で
      世界の6割も。
      ギャンブル依存症は536万人
      (朝日新聞10.18)

      さらに富山県は、
      人口比で、日本最大の
      パチンコのメッカ。
      つまり日本一だあ。

      この20年、やったことはない。

      ギャンブルは、
      なにも生産しない。
      バクチなんだから。

      パチンコは「遊技」だから、
      店頭で換金できない。
      バクチでないから違法でないという詭弁。

      せっかく、汗を流して稼いでも、
      結局、吸い上げられるだけ。
      競輪や
      パチンコで家を建てた、
      そんな話を聞いたことがない。

      わかっちゃいるけど、
      人間の弱さ。
      飲む、打つ、買うは悲しい性(さが)。

      法案が可決されれば、
      全国で
      3カ所に特区ができる。

      熱くなっている大阪の夢洲。
      かってオリンピック誘致の
      予定地として造成された、人口島。

      あとは、沖縄と、東京のお台場?

      東京オリンピックが
      ゴールだという。
      どう見ても、
      不健康で、建設的とは思えない。



      

こんなことも起きる

2014年10月18日

       のびきった枝先に秋バラが、
       のんびり咲く。





       嫌いな方は
       スルーしてください。

       このごろ、
       急に大きくなった、
       女郎ぐも。




       この前の台風の余波で、
       木の葉が、
       クモの巣にひっかかる。

       巣にかかるのは、
       エサばかりとは限らない。

       いろんなクモのなかで、
       いちばん強い巣が
       仇になって、困る。

       ひょいひょいと、
       針のような8本の脚で
       サーカスのよう。
       口で糸を切りながら、
       同時に尻から糸を、
       まめに引き出して身体を
       安全に確保する。

       動く精密機械たるゆえん。

       器用に、大きな葉を外していく。

       数個の単眼だけで、
       よくもまあ、見えるものと
       感心する。

       よく見ると、
       巣のうえのほうに、
       別の種類かと思うほどの、
       小柄な、
       雄が同居していて、
       様子を眺めているだけ。

       食事は、
       メスの余りもののおすそ分け。

       人間の社会に似て、
       しょせん、男は、
       三度三度、食べさせてもらい、
       大きな網のなかで、
       生かされている。

       それにしても、
       たくましく、働き者の
       女房殿に敬服。

       ぐすん。




あおげば尊し

2014年10月20日


      うちわ、
      (のようなもの)で
      野党席から、
      煽いだばっかりに、




      ひらひらと

      空白欄の
      領収書が舞ってしまった。

      あろうことか、
      女性が
      輝くはずだった、
      二人の女性閣僚が
      たった一日で
      二人も散ってしまった。

      小渕優子(前)経済産業相
      松島みどり(前)法相

      あとの三人が心配。

      靖国神社詣では
      海外からも注目。
      冷笑されている。

      地球の裏側へ
      戦争に出かけたい。
      それに反対する輩は、
      特定秘密ホゴ法で…

      世界の 
      笑いものになる前に、

      ホゴにしてほしい。

      香港の学生に比して、

      日本の若者たちには、
    正義感が
    みじんも感じられない。

      なんでだろうね。

      たぶん、
      70年代の過激派騒動で、
      去勢されてしまったのかも。




      ※クレームあり
      一部非開示にしています



       


南砺の恩人 大原総一郎

2014年10月21日

       きょうの朝日新聞
       富山県版に、コラム
      「棟方志功の絵巻物」が
       掲載されています。
       ご一読を。


       大原総一郎
      (1909−1968)
       倉敷の実業家、
       大原美術館、日本民藝館、
       大原病院などを
       造った実業家。




       棟方志功を支援した、
       多くの人たちのなかでも、
       この人は別格。

       10歳も若いのに、
       戦前、神戸の別荘で、棟方を
       招いて、レクチャー。
       ヨーロッパの美術、音楽鑑賞。
       なかでも、
       ベートーベンの第九を
       蓄音機で聞かせ、大感激。

       シラーの詩を読み聞かせ、
       世界のムナカタの基礎をつくる。


       戦後、富山市岩瀬で
       ビニロンの大工場を稼働させた。
      「富山には
       ムナカタがいる。いつでも会える。
       だから、最新鋭の
       倉敷レーヨンの工場を建てた」
       とまで言わせた。
       熱烈な棟方ファン。 



           運命頌の作品(手前) 


       岩瀬の森家を宿舎兼
       事務所にした。
       命がけの事業に、
       元気が出るような作品を依頼。
       ベートーベンの「運命」から。

       この大作は、
       ベネチュア・ビエンナーレで
       グランプリに輝く。




       大原賢一郎氏は
       総一郎の長男である。

       倉敷市から商工会議所会頭など
       15人を引率して、美術館へ。
       久しぶりの再会。
       ムナカタつながりである。

       大原家3代、
       昨今の実業家とはスケールがちがう。
       労働問題研究所を構内に建設し、
       働く人たちの地位向上をめざす。

       資本家がですよ。

       大原社会問題研究所を
       立ち上げて、(現在は法政大学へ)
       富山の「米騒動」の研究に着手。
       約100年前の
       富山発の女たちの運動を検証する。
       今もたいへん役立つ。

       東京の日本民藝館を寄付し、
       その後の運営まで支援。
       柳宗悦の最大のスポンサー。

       世界と、時代、日本の文化のありかた、
       どこまでも、見据えて支援。
       そのなかに、
       いつも棟方志功の姿があった。

       大原氏ら一行は、
       念願の棟方に逢えて、
       愛染苑を見学して満足のようす。

      「棟方さんを、まちのみなさんが、
       こんなにまで大事にされていて、
       とてもうれしい。
       来た甲斐があった」

       こちらが恐縮する。
       握手して、お見送りをする。

       棟方は南砺の貴重な財産。




 
        


突然ですが

2014年10月22日





      突然で、
      
      申し訳ありません。

      いろいろありまして、

      このブログ、
      しばらく休ませていただきます。

      ご迷惑、ご心配
      おかけしますが止むをえません。

      とても残念ですが、
      ときどき、
      投稿できるかも。

      都合がつき次第、
      ぜひ、またお会いしたいと
      願っています。



南砺が理想郷だった

2014年10月22日
    
        
       福光本町、
       そば処 萱笑(かやしょう)の奥に
       街中にぎわい弐号館がある。



       土蔵がふたつ。
       それが、風格のある、
       ギャラリーに変った。
       そこには、
       棟方志功の幻の絵巻2巻。
       このほど初めて世に出た。
       (入館無料)
  
       朝日新聞にもコラムで紹介。




       これから全国の
       話題になっていくでしょう。

       日本の敗戦が決定的になった、
       昭和20年4月に、
       東京から命からがら、
       棟方志功一家が、
       南砺の山麓へ疎開した。

       毎日、数百機の重爆撃機で、
       地獄の日々だったのに、
       ここでは、
       のんびり春祭りを楽しむ。

       信じられない異界?
       それとも桃源郷?
       棟方の筆が走る。




       幻の絵巻が
       高精細のデジタル技術で
       精巧な作品に蘇える。

       全部で13メートル。
       群青も緑青も鮮やか。

       そこには、
       福光の原風景がいきいきと、
       再現されていて、
       街中から医王山、天空の
       諸仏まで壮大な
       ムナカタワールドがある。

       県と市の
       歴史と文化が薫るまちづくり事業
       そのプロジェクトの一環。

       現代は物質的には
       何不自由のない豊かさ。
       ところが、
       この絵巻の世界は、
       日本が究極の貧しさに
       あえいでいた頃の風景である。

       瑞々しい田園で汗を流す村人、
       お世話になった人々、
       あのだまし川。




               棟方一家も登場する


       
       東京で家も板木も民芸品も
       すべて灰にして、
       絶望のときの福光への旅。
       よし、
       ここで新しく生きて行こうと
       決意をしたときの作品である。

       いとすい(切ない)

       この田舎暮らしがあってこそ、
       やがて、世界のムナカタへ。
       


     まちとは何か。
    豊かさとは何か


       あのときの棟方さんが、
       強烈に教えてくれる
       貴重なメッセージ。

       そして、風が光る、
       まちの姿が現代に再現された。
       
       ぜひ、
       一度ご覧いただきたい。





    
      
作者 : 奥のほそみち

石崎光瑤に感動し、棟方志功に共鳴するお仕事です。運転しないから、人の行かない裏通りや、細い道をひたすら歩く。 そこで見つけた話を紹介したい。 雪吊を 終えたる樹々の 斜塔めく          あさぎり         

2015 年
7
8
9
10
11
12
2014 年
2013 年
2012 年
2011 年
2010 年
2009 年
2008 年
2007 年
2006 年
1
2
3
4

なんと-e   このサイトに関して
2006年より2015年まで運用しておりました「なんと-e.com」のブログをアーカイブとして公開しております。
掲載内容はブログ投稿時の内容によりますので情報によって被った損害、損失に対して一切の責任を負いません。
公開期限は2020年を予定しておりまが、予告なしに変更又は削除する場合がありますのであらかじめご了承ください。