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なんと万華鏡

南砺市には、いろんな花が咲き、がんばっている人がいて、面白いことが起きています。

若さはじけるオープニング (追補)

2012年03月03日

       どの美術館も
       北陸では
       冬が泣きどころ。

       そこで、お金のかからない、
       収蔵品の企画展が多い。
       ぜいたくな内容。
       なのに入らない。

       ならば、若い人たちの企画で
       思いっきり、
       エネルギーをバクハツさせる、
       機会をつくれないか。

       そこで、南砺市を中心に
       活躍中の作家たちによる、
       ザ・セッション!
       Art俊英展


     


 林道さんのコンサートから、
 オープニング。
 南砺の歌から、こきりこ熱唱。



 いつ見ても、聴いても、
 かわいいね、元気だね。
 これも俊英展のコラボレーション、
 という作品のうち。
 同じ表現者として仲間に…



 そのあと、開会式。
 作家を代表して、まとめ役、
 藤井一範さんのあいさつ。





 引き続いて、
 作品解説。この人混み。
 
 予想はしていたけれど、
 これだけの入館者とは。




 11時から、ロビーで
 公開制作がはじまる。
 「緑の里」から、こきりこ、
 むぎや、祭りなど、おなじみの
 フレーズを、
 南砺の歌のBGM入りで
 書の山根美幸さん、温井和海さんが、
 一気に書き上げる。




 2階の手すりまで満員。
 写真撮影の
 ポジションで苦労する。
 ジュデイオングさんのとき以来。

 マスコミ関係や、
 美術家の大御所、教育委員会
 皆さんの感想は、

「南砺市の若い作家が、
 これだけ沢山いて、
 これだけ見応えのある仕事を
 しているとは驚き。
 うれしいね。
 将来が楽しみだ」という声ばかり。

 文字通り、
 セッションに成長していってほしい。
 クリエイテイブ・シテイに
 ふさわしい日でした。






 




俊英展はおもしろい

2012年03月05日

       ザ・セッション!
       Artの俊英展


 井村健太郎さんの
 コンピューターグラフィック作品。
「光瑤頌」
 南砺市名誉市民の
 第一号は綿貫民輔さん。
 その称号記のデザインを手掛けられる。
 南砺市ゆかりの名作、
 石崎光瑤の極楽鳥をモチーフに、
 南砺市の花々を配したもの。
 すべて独学。県展大賞。



 目にとまった、
 梅野浩壱さんの
「たまにはゴロゴロ」楠の木彫
 なんとも、うれしい。
 カレンダー。
 一週間はなんで日曜日から始まるの?
 それは、
 まずしっかり休んで
 体も気持ちも健康にしてからじゃないと、
 だめだからだよ(図録から)

 唯一、この彫刻は
 腰かけてもいい。





 お母さんと、
 子どもたちに大人気。
 会場では、いつもゴロゴロ。




 書の公開制作中の
 お母さん?を応援の双子ちゃん。
 立派な傑作です。




 この生きた作品、
 おばあちゃんたちの
 人気を独占。

 まるで美術館が
 テーマパークか、ファミリー公園に。







 


木彫の素顔

2012年03月07日
       南砺市の
       文化を支える
       大きな柱は
       なんと言っても木彫。

       他市と、
       圧倒的な差をつける、
       源泉であり、
       原動力である。




 石原良定さんの
「売茶翁欅の木彫(部分) 
 高さ40センチの小像。
 欅の木肌と、
 京都に実在した、
 煎茶を広めた有名な僧。

 以前にNHKで
 若冲の特別番組で
 重要な脇役で登場した。

 木彫の素肌の美は、
 井波彫刻ならではの世界。
 枯れた味わいが見事。
 現代に甦る好きな作品のひとつ


 

東京で表彰式

2012年03月08日
       ちょっと、東京へ。
       オーライ!ニッポンという
       農水のプロジェクト。

       年に一回の
       グリーンツーリズムの
       フォーラムで、
       南砺のツアープランを
       提案したが、
       全国コンテストでベスト3の
       優秀賞を。




 まんが美味しんぼの
 富山編のなかで、
 南砺市を取り上げた企画。
 
 世界遺産で収穫体験








 なぜか、私も登場。
 五箇山の
 幻の赤カブ収穫を
 体験しようというプラン。
 報恩講料理も紹介し、
 干し柿作りもプログラムに。

 富山干し柿と
 世界文化遺産の合掌集落、
 信仰と食文化をまとめて紹介した。







 日本の大手旅行会社など、
 300人が集う、
 大きな行事で
 養老猛さんの講演とならんで、
 南砺の魅力を
 皆さんの前で、
 映像入りで直接プレゼンテーション。
 ちょっと、
 緊張するなあ。

 では、では。





       

養老猛司さんと

2012年03月09日
        東京で、
        グリーンツーリズムの  
        コンテストの
        表彰式。
        祝賀会で、
        あの養老孟司先生と
        テーブルの向かいで、
        ワイワイと…
        平野啓子さん、
        農水の課長さん。

        しっかり、
        南砺を売り込んできました。





 あさ、東京から
 道の駅へ。
 雪あかり祭り写真コンテスト。
 ことしは好天。
 すばらしい作品が
 勢ぞろいしました。

 


 そのあと、
 佐々木久子さんの個展。
 砺波の北日本新聞ギャラリーで。
 すばらしい日本画が
 一堂に。



         「くさむら」佐々木久子
 もと、吉江中学校の
 美術部で一級後輩。
 彫刻家の得地秀生さんと
 同級で、いっしょにポスターた
 写生をされていました。

 日本画を始めて、
 まだ10年余り。
 県展大賞も獲得された才能ゆたかな人。
 写真の「くさむら」は、初期の作品。
 やさしい、たしかな筆致は
 好きな大作です。
 
 3月18日(日)までです。
 9:00〜5:00
 最終日はPM4:00までです。

 今日10日
 美術館で、「木」を使った
 ワークショップを9:30と
 午後1:30から。
 「アートで遊ぼう」のプロジェクト。
 申し込みは終了ずみですが。
 
 


3.10と3.11

2012年03月10日
 
       あと3時間半で
       3.11

       きょうは何の日?
       3.10
       67年前、100回続いた、
       米軍の連日の爆撃。
       
       なかでも3月10日は
       ひどかった。
       東京大空襲。最大のスケール。
       一晩で都民10万人が
       焼夷弾と火事で焼け死んだ。

       棟方志功一家6人が、
       福光へ身体ひとつで避難。

       仮設住宅に入れたのは
       さらに1年後でした。
       そういう日です。

       そんな被災者を
       利用した人、親身に世話をした人。
       冷ややかに無視した人。
       さまざまでした。
       現代と、
       構造は同じかも。





 そして、
 あす11日は
 東日本大震災1周年。

 南相馬の中学生たち。
 鹿島中学美術部。
 めげずに、仕上げて南砺市へ。
 励まされたのは、
 南砺市の皆さんかも知れない。
 恥ずかしい。

 今日から、
 道の駅で展示です。

 南砺雪あかりまつり写真コンテスト。

 フジカラー賞。
 「勇気」
 富山市の山田正昭さんの作品。

 惜しくも上位入賞しなかったけれど、
 このなんと-e.comの
 特別賞にしてあげたいですね。

子どもの発想

2012年03月11日
       「アートで遊ぼう」
        美術館で、
        保護者といっしょに
        木を使った
        ワークショップ。



 たくさんの木片から、
 あっという間に
 動物の形が生まれる。




 お昼の
 待ち時間に、さっそく
 ドミノで遊ぶ




 子どもはあそびの天才。
 遊びを見つける天才。

 そんな子どもたちが
 棟方志功さんは
 大好きだった。




 一人で幾つも仕上げ、
 おみやげに持ち帰る余裕も。
 立派な動物園ができました。
 ロビーに展示中。

 俊英展。
 そして、
 未来の俊英たち。





芸術家の予知能力の凄さ

2012年03月12日
      ぶり返した、
      春の淡雪にしては
      ちと、しつこい。

      晴れて、
      確定申告から開放された。
      還付があるだけでも、
      ありがたや。
      今夜は
      ちょっといいワイン。




 芸術家の感性は、
 すごい予知能力に
 通じているのかも。
 そう思わせる、
 この作品。




 いま、開催中の
 ザ・セッション!
 Artの俊英展、会場正面。

 陶芸の藤井一範さんの出品作品
 「時の棺(ひつぎ)」

 23年前のチェルノブイリ原発事故を
 モチィーフにした、
 数年前の作品であるが、
 3.11を機に
 再構築された作品である。

 爆陶という、独創的な
 ジャンルを築いてこられたが、
 もともと、陶芸は
 土と火の、人為を超えた芸術。
 
 それが、原子力の
 負のエネルギーと
 結びついた。

 芸術家は、社会の風に鋭敏。
 そう感じさせる
 現代へのメッセージだろうか。

 4月1日(日)まで。


 

養老孟司を育てた南砺の詩人

2012年03月13日
 
       東京で、
        南砺へのツアー企画が
        ベスト3に選ばれて
        表彰式がありました。

        農水省の主催。
        養老孟司さんが会長。




 南砺市の世界遺産と、
 報恩講、赤カブ、ラモヴェール
 川合田温泉をつないだもの。
 これからのグリーンツーリズムは、
 こういうホンモノ指向の時代だと
 評価を受けた。

 表彰式に先立ち、
 「バカの壁」ベストセラーの
 養老・東大名誉教授の講演は面白かった。
 脳解剖学者、昆虫愛好家。




 お祝いの会で同じメイン卓。
 名刺を出して挨拶。
 「富山でしたら、あの細川宏先生の…」
 
 旧西太美出身だったか、大正11年生まれ。
 45年前、44歳でガンで亡くなった。

 旧制富山高校(現富山大学)
 始まって以来の秀才だったと、
 故植木忠夫先生から聞いたことがある。

 東大医学部トップで入学、首席で卒業。
 陸軍医大首席で卒業、
 戦後すぐアメリカの大学へ留学、
 39歳で東大医学部教授。
 解剖学、なかでも脳学者として著名。

 日野原重明さんとも留学先で一緒。
 養老孟司さんら、
 多くの東大名誉教授クラスを育てた。
 44歳で惜しまれてガンで亡くなった。

 2年間の闘病生活。
 その間造られた詩の遺稿集。




 東大医学部だけでなく、
 日本の若き医学生、看護師が
 現在も朗読が義務となっている詩。

 名医が患者となると、
 担当医師はたいへんなことになる。
 しかし、細川さんは、
 一切、自分の病状を聞かなかった。
 日本一の患者であると、
 今も読み継がれている。
 8年前でも22刷り。
 初版から30年が経っても。

 ちょっと長い詩から、引用。

 しなう心

 苦痛の激しい時こそ しなやかな心を失うまい
  やわらかにしなう心である
 ふりつむ雪の重さを静かに受け取り
  柔らかく身を撓(たわ)めつつ
 春を待つ細い竹のしなやかさを思い浮かべながら
  じっと苦しみに耐えてみよう


 

 雪深い南砺市生まれらしい詩。
 いまも、日本の若い医師を育て、
 患者を励まし、
 名医のこころに生き続けている、
 南砺の詩人。

 中学校の校長先生で、
 学校に額で掲げている人もいる。

 恥ずかしながら、知らなかった。





なんで、いまどき、雪が

2012年03月15日
 
       先日、
        チューリップ球根組合さんから、
        電話があった。
        ことしのフェア、
        うまく咲きそろいそう?

        なあん、わからん。
        急に、この寒さ。

 



 城端沿線の風景。
 春なのに、
 美しい景色でもある。
 もう、融けたけど、
 記録にとどめたい。




 JR福光駅のホームから。
 八重桜の雪の花です。 




 美術館の玄関。
 みんなで雪かき、ま、
 淡雪ですが。




 ようやく、
 雪を愛でる余裕かも。




 先日の東京での
 南砺のプレゼンテーション。
 画像を受け取ったので。




 平野啓子さんと。
 本来ならこの企画に協力をいただいた、
 教念寺ご住職の
 且見さんが、この場に。

 この農水省の機構の副代表。
 朗読に、
 南砺へ来てね、とお願い。
 ミス東京だったから、
 やっぱ、おくすい…








 

緑の里の環境計画

2012年03月15日
        やっちゃった!
        恥ずかしい。
        福野庁舎の会議場へ行ったら
        確定申告受付会場になっている。

        第2回南砺市環境審議会。
        井波庁舎だった。
        瞬間、頭が真っ白に。
        タクシーで
        10分遅刻で飛び込む。
        老化現象はじまる。



 南砺市の環境計画。
 つまるところ、循環型水環境と
 極言してもいいのでは。
 コンサルから
 どかんと、分厚いデータ。

 200年前に建てられた、実家は
 土生新の北端で、裏の島、
 屋号はそれでウラズマサと呼ばれた。
 見事な屋敷林だった。
 (写真は別)

 散居村の農民の知恵。
 持続可能な、水環境リサイクルを
 きちんとやっていた。

 家の前の一角に「ツボ」という、
 小さな泥の沼池を持っていた。
 壺か坪か。
 台所の排水はもちろん、
 風呂の残り湯も流し込む。
 野菜くずはみな、そこへ捨てる。
 蓮を育てて、花は仏壇へ、
 レンコンは食料。里芋も巨大に育つ。
 数年に一度、泥を掘り上げて
 畑や水田のすばらしい有機肥料に。
 家畜と人糞は言うまでもない。
 生活雑排水は、自分で徹底管理し、
 自然に返した。

 人間の垢さえ、無駄にしない!
  

 小川を引き込んで、
 最初の小池は野菜を洗い、鯉を養った。
 2番目の池は、泥鍬など
 農機具を洗った。子どもの仕事。
 馬の洗い池も。ナマズの巣。
 最後の池は、おしめ洗い場に。
 浄化して流す。



     (井波・杉森家見学者たち)

 ほんの40年前くらいまで、
 そういう環境システムが当たり前だった。
 五箇山の消雪池は、
 今も生きているではないか。

 環境基本計画策定。
 地球温暖化、などももちろん大切だが、
 足元の、先人の知恵も
 次世代に学んでもらうことも、
 計画してはどうだろうか。

 これこそ環境教育のはず

 いろいろ、計画や条例の策定が
 生活実感が伴わないと、
 市民に普及、定着しない。

 
   

これは妖怪?

2012年03月16日
       先日、写真家の
       風間耕司氏と、
       富山市旧大山町まで
       万華鏡の取材に立ち合い。

       



 なんとも不思議な、
 古い木彫です。

 ダム湖に沈んだ、
 かっての、
 有峰村の神社に祀られていた、
 8体の狛犬です。
 そのうちの
 最古のものです。

 科学的な年代測定では、
 600年を超えるようです。




 これは、熊をかたどったもの。
 阿吽のアです。
 やや新しいほう。
 見事な現代アートと言いたい。
(俊英展に展示しても
 遜色はない。)

 風間さんが、ライテング。
 その横から、ちょっと記録用に
 コンパクトカメラで撮影。

 本番の写真は、
 土門拳を超える写真家の
 迫力あるしごとで紹介したい。

 いま、専門家や
 芸術家などの力を借りて、
 編集をすすめています。
 2月末には発行です。
 現代の彫刻家がショックを
 受けることになるかもしれない。

 富山市42万人。
 市街の中心部の活性化ばっかりに
 力を入れていて、
 山村の文化財に関心がない。
 ガラス美術館が
 悪いとは言わないが。

 市民の飲み水の100%は、
 有峰、常願寺川水系に頼る。
 その守護神である。

 大合併はしたけれど、
 恩恵を受けているほとんどの
 市民は、このことを知らない。

 山間地の住民には、
 こういう高いレベルの
 文化があったという見本。

 南砺市も、
 他山の石ではないかもね。


金沢の美術館で2つの展示

2012年03月17日

     金沢の
     石川県立美術館で
    ’11玄土社書展。

     21世紀美術館の
     地下で、
     松本睦子さんの
     布絵展2012。




 昨年の、3.11の直後に
 キルト展を開催したとき、
 予想の3倍の入館者。
 年配の女性たちで賑わった。
 針と糸になじんだ年代でもあった。
 震災直後のこころの傷をほぐす。

 全国の話題になった原動力は、
 この松本さんら、
 金沢と富山のキルト仲間の
 がんばりのおかげだった。

 「風が奏でる」のテーマにふさわしい、
 春をこがれる傑作がいっぱい。
 青竹の色が鮮やか。

 玄土社書展は、30年前に
 中央展を脱して、
 ぶれず、媚びず。地方に確とした根を。
 それが、最近になって
 中央や中国の注目と評価につながる。
 
 指導の峠先生の、
 棟方志功と肝胆相照らす出会いが、
 今日の独立独歩に
 結びついたのでしょう。

 最先端の墨象と
 古典の臨模という徹底ぶりが
 心地よい。

 私は、長らくグラフィックデザインを
 業としてきたので、
 新聞広告の仕事が多かった。
 一番大切なことは、
 白紙の空間の緊張感と、
 リズム感のある構成で
 主張する。
 それが見えるまでに数十年。
 もっと早くに、玄土社の
 門を叩いておけばよかったと
 悔やまれる。
 

 南砺ゆかりの作家のみなさんが
 こんなハイレベルの創作活動を
 続けておられることに、
 元気をいただく。

 ちょっと、また東京へ。
 チェコへ留学、ガラス造形制作活動の甥が
 一時帰国して、個展とグループ展。

 帰宅。午後10時。くたびれた♪


あんた、読んだがけ!

2012年03月20日

       あんた、読んだがけ。
       けさの、
       北日本新聞社説。
       見落としていた。

       こんなとき、
       つれあいの存在は、
       ありがたいことも。




 田中孝明さんの

 「Ring」

 おだやかな、
 ふしぎな空間の木彫
 気になる作品です。

 


 けさの「社説」は、
 となみ野の二つの美術展について。
 ふだん、
 この分野で社説は珍しい。

 砺波市立美術館と
 南砺市立美術館の
 ベテランVS若手の競演について、
 対照的な企画展。

 人口比でいえば、
 全国トップクラスの
 芸術家が集積している地域。

 あたたかい筆致と
 提言はありがたい。




 安達陽子さんの

 「めばえ」(部分)


 カヤの木のやさしさが、
 少女の表情と、
 ぴったり息があっていて、
 ほっとします。
 細部までこころ配りの佳品。

 美術館の庭からの
 自然光、半逆光がやわらかく、
 木肌と
 表情が活きています。


 久しぶりの陽光。
 こんなとき、
 若い才能に触れることも
 心地いいものです。

 あすは休館日です




富山県美術連合会で

2012年03月21日

        平成24年度、
        富山県美術連合会
        総会と、
        交流懇親会。
        招待で、
        会費の何倍もの
        お祝いを包む。

        だから、
        タダより高いものはない。


 200人近くの、
 美術家が一堂に会するとなると、
 ほとんどの方が、
 縁のある作家ばかり。
 さっさと食べて、あとは、
 情報交換という名の根回し挨拶、
 おしゃべりばかり。

 新会長以下、執行部は
 全員女性と、みごと。

 南砺市のいろんな組織は、
 女性の登場が、
 あまりにも少ない。
 女性パワーがなければ、
 なんでも、
 にっちもさっちも行かない時代。

 行政やマスコミ、
 美術館館長たちが寄ってきて、
 (酔って来て?)
 「今度の俊英展、行ってきた!」
 と、報告される。
 長老やベテラン、関係者は
 よほど、俊英展が気になるらしい。

 いまどき、
 となみ野に、
 これほど若い才能が集まっていたとは、
 いい機会が生まれた、と
 好意的な声ばかりだった。
 ありがたいこと。




 型どおりの、
 中締め。お開き。




 お返しの万歳。
 重鎮の出番です。






東京はヒトが多すぎる

2012年03月21日

      チェコで、
      造形作家活動の甥が
      1週間帰国、
      1年前の個展が、大震災で
      吹っ飛んだので、再開。
      併せて、
      新装なった上野の森美術館で
      新人展で受賞




 俊英展や、
 新人展を見るにつけ、
 若い時代に戻りたくなる。
 うらやましい。

 上野の森から、汽車時間待ちで、
 久しぶりにアメ横を探訪。




 祝日ということもあるが、
 なんじゃ、このヒト、人、ひと…
 東京はヒトが多すぎる。




 たい焼きが大人気。
 焼いているお兄ちゃんが、
 いのちゃんに似ていた。

 「羽根つき」の大看板。
 店頭でみんな食らっている。




 何でもアリの通り。いろんな国の
 ことばが飛び交う。
 外国観光客に人気のスポット。




 あれま、「純喫茶」だと。
 蝶ネクタイの年配のマスター。
 お店の歴史は?
 「東京オリンピックの年ですよ」
 46年くらい前か。




 断って、店内撮影。
 130席とか。
 10代で、富山市へ出たとき、
 こんなお店が10軒はあった。

 ブラタモリの心境。




 上野の駅。
 東北各県の桜名所を
 紹介していた。

 そういえば上野は、東北と
 北陸の玄関口だった。

 パンダも一役。

 仙台へパンダというのは
 批判が出ているが。













城端線で起きていること

2012年03月23日
        ぎっくり腰。
        年に一度の習慣に。
        ま、軽いほうだが、
        憂鬱…




 自然人32号
 春の生きものレーダー特集。

 面白いのは、モグラ。
 日本の8種のうち、7種までが
 北陸に棲む。(富大・横畑准教授)

 富山にも、大型のコウベモグラが
 進出するだろう、という話。

 でも、どうやって大河や道路を
 乗り越えるのだろう、という
 素朴な疑問。
 短い距離は地上を走るのを
 庭で見たことはあるけれど。




 コラムページ
 「城端線で考えた」欄を担当。
 特集が野鳥の話などが多いので、
 城端線に棲む、
 キジの話を紹介しました。




 城端線には、数組のキジが
 抱卵しています。

 なぜ判るかといえば、
 城端線が通るたびに驚いて、
 水田に飛び立つからです。
 一日17往復だから、34回も!
 そして、
 また舞い戻り、卵を抱く。

 抱卵中の雉はめったに動かない。
 卵を護って野焼きで焼け死ぬ。

 それが、飛び立つのは
 猛烈な排気ガスが吹き付けるから。

 それでも、城端線に
 毎年、懲りもせず棲むのは
 保線の人間以外は
 立ち入り禁止の安全地帯だから。

 それにしても、
 大変だなあと、いつも同情もし、
 感動する。




 


 キジのお母さん。
 地味な保護カラーと模様。
 よく見ると、
 なかなかのおしゃれ。

 用水には、カモ類も見られ、
 水田に水が入るころ
 ゴイサギ、小サギ、なども、
 じっと水面をにらむ。
 エサの生きものたちが
 復活した証しならうれしい。

 屋敷林に、鳥の喜ぶ
 実のなる木を育て、
 チューリップや山野草を植えれば、
 居ながらにして、
 バードウオッチングと
 フラワーウオッチングが
 できるのに。

 花は、本来樹木があって、
 半日陰が望ましい。
 おしゃれな散居村の見本を
 空き家対策をかねて
 誰か挑戦してくれないかな。
 都会の若いお母さんには、
 理想郷なのに…

 なんでなんでなんで♪
 東京がそんなにいいんだろ♪
(ボクの恋人東京へいっちっち)
 


 当分は、
 キジさんの受難はつづく。


 






パイプのけむり

2012年03月24日
      このところ、
      JRも、定宿のホテルも
      混んでいる。

     「すみません、禁煙ルームが満室で、
      禁煙の部屋、スプレーしますので、
      それでもいいでしょうか」

      ずいぶん、恐縮される。
      ええ、一向に構いませんよ。



          埃をかぶる、パイプ一式。

 チェックインでも、
 何度も、すみません…
 いえ、
 むかし、パイプやってましたから、
 と言っても通用しない。

 25年前、誘われてパイプを始めた。
 日本のキセルと同じで、
 煙はほとんど肺に入れないノダ。
 だから、
 ゼッタイ肺がんにならないと、
 仲間内で慰め合った。

 居酒屋でやると、キザ。
 でも美味しい。
 ほんとの、たばこの味がする。

 子どものとき、
 立野が原の赤土が葉タバコ生産に
 適していたとのことで、
 競って換金のため取り組んだ。

 これが重労働。
 雪の残っているうちから、温床づくり。
 畑に植えこんで、手入れ。
 でっかい葉は真夏に収穫、
 縄に葉を編み込んで地乾し、
 乾燥室で3日3晩、寝ずの火の番。
 70℃の乾燥室でのしごと。
 冬には、乾燥した葉の選別。
 家族が、休む暇がない。

 身体じゅうがヤニっぽくなる。
 子どもなのに、
 乾燥したたばこの粉じんを吸う。

 こんなにまでして、わずかの
 現金収入が欲しかった。

 その乾燥したバージニア種は、
 ピースなどの、高級たばこに使われた。
 いい香りがした。

 パイプをくゆらすと、
 その、ふるさとの、香りがした。

余命いくばく…と告げられたら

2012年03月25日

            日曜日は、
            あちこちで江浚い。
            子どもたちも
            お手伝い。



            ざいしょの人たちも、
            総出の日。
            お天気、水源の都合で
            次の日曜の地区もある




    かねてから、
    パイプを復活させたいと
    願っている。




 毎年の検診の
 レントゲンの結果では、
 肺の上部に空間が。
 喫煙の影響ですよと、ドクター。
 さりげなく、脅かされる。

 タバコをはじめたのは
 ちょうど20歳。
 先輩が、「パッパ飲みしろ」と。
 肺に入れない飲み方。
 半分まで吸ったら火を消せ。

 当時のいちばん軽い、JUSTで。
 土日は吸わなくても平気だった。

 で、体調のよくないとき、
 それをきっかけに、きっぱり禁煙に。
 パイプもやめた。

 でも、やっぱり口が寂しい。
 ガム、飴玉、コーヒー。

 根つめて原稿を書くときなど
 タバコが恋しい。
 いまでも。

 余命いくばくと告知を受けたら、
 存分に吸って、
 吸って、吸いまくるつもり。




パイプの吸い方

2012年03月26日
      未練がましいですが、パイプの煙。

      ときどき、
      パイプの吸い方、
      聞かれます。



      パイプスモーカーズの
      世界組織があります。

      日本にも、富山にもありました。
      私は富山の会長やってました。
      
      1986年に金沢で
      全国大会があり、
      これは記念品のパイプ台です。
      雪吊りをデザイン。




 国際基準の競技、吸い方。
 わずか2グラム(紙巻の一本分もない)の葉を
 パイプに詰めて、
 1分以内に、マッチ2本で点火。

 それからが競技スタート。
 世界記録は日本人で2時間10分くらい。
 火が消えたら自己申告。
 テーブルごとに、審判員がいて、
 指示したら、煙をふかしてみせ、
 消えてない証明をする。

 タンパーという押さえの金具を
 使うことだけが許される。
 完全に灰になるまで燃焼させる。

 金沢のホテルの大広間で200人。
 芸者衆も参加してくゆらす。
 (女性用パイプもある)
 とうぶん、たばこの匂いで 
 宴会場は使えなかっただろうな。

 火種が消えた人から壁へ移動。
 残った選手は、すごいプレッシャー。
 私は、中部ブロックで、
 1時間20分でトップになった。

 まんべんなく、火が回せるまで、
 呼吸が自然にできるまで、
 まず1年はかかる。

 紙巻たばこ、1本分で、
 一日楽しめます。
 競技と違って、消えたらつければいい。
 屋外で風があると、
 火が消えにくいので、
 船長さんがよく愛用されるのです。
 いわゆる、マドロスパイプ。

 カッコいいわりに、安上がり。
 最高級の外国の葉っぱを
 毎日使っても
 なんと、わずか月1000円!
ぐらい。
 サイフにもいい。香りもいいし。
 そして健康にもいいはずなんだけど。
 だめかなあ。

FMとなみで収録&人事異動

2012年03月27日
           梅一輪
           一輪ほどの
           つかの間の
           暖かさ。



 ことしは、
 めちゃ遅い。
 地球温暖化というのは
 誰かの策略か。

 FMとなみで、
 4月よりの新番組「談話室」の
 ゲストで、収録。

 聞き手はベテランの松本久介さんで、
 ほっとする。助かります。

 チューリップの話、
 城端線のはなし、
 万華鏡の話。
 詳しいon the airを
 お聞きするの忘れました。

 次は、ぜひ美女をゲストに…
 (ラジオだった。)


 人事異動で、

 新聞紙面が埋まる。


 この季節、恒例。

 県庁や市役所、教育関係。
 はあ、よかった、
 あの人、昇進。
 あの人、退職。お世話になりました。
 そんなお年だったのか、と。

 異動してほしくない、
 ステキな人ほど、
 なぜか早く昇進で、さよなら。

 変わってほしいタイプほど、
 居座って動かない。
 お役所の人事は厄介です。
 大きな組織になるほど、
 誰が見ても、なるほど、という
 人事で、納得することが多い。

 民間も基本的には同じだけど、
 縁故や情実がからむだけ、
 どろどろ、がまん。

 以前に勤めていた会社。
 どうにも人格的に尊敬できない上司が
 2人いて、悩まされた。
 地方へ飛ばしたくなる気もわかる。
 引き受け手もない存在。
 高給だけもらって、
 さんざん遊びまわって!

 みんな、
 将来、こんな幹部にだけは
 なるまいぞ、という反面教師。
 で、今日があると、感謝しなきゃ。

 使われる苦労のしてない人。
 人を使ったことの無い人。
 偶然、あるポストにつくと、
 とんでもない事がおきる。
 職場の空気が、
 どんどん落ち込む。

 小泉・竹中時代、
 アメリカの経営学「成果主義」が
 日本的経営美学を
 ぶっ壊してしまった。
 ますます、職場がギスギスする。

 人事だけは、
 部下は上司を選べないのだ。
 そこから、
 夜も寝られないほどの悲哀。

 居酒屋が流行るわけです♪

 また、
 小学校、中学校などのころ、
 担任の先生が変わるのは、
 人生が変わるのではと思うほど、
 大事件だったものです。
 特に、持ち上がりの場合。

 小学校1年生のときの
 恩師は、東京で健在なのがうれしい♪

 感慨いろいろです。
 



消費税のこと

2012年03月28日
       どうも、
       雲行きが怪しい。
       曙光なのか、
       暗雲なのか。



 消費税。
 
 むかし、公共施設の
 内装・展示で数千万円の仕事を担当。
 契約時、3%だった消費税が、
 請求時、5%になった。

 経過措置があり、契約書をもとに、
 なんとか3%にしてもらうため、
 財務局へ何度も何度も。

 わずか2%の差。
 それでも、ギリギリの見積もりで、
 請け負ったので、大きい金額。
 粗利、純利益、がすっ飛ぶ。
 冷や汗をかいた。
 赤字にさせないことで、精いっぱいだった。
 
 中小企業・個人経営にとって、
 消費税の占める影響は大きい。

 個人にとって金額の張る、
 新築住宅の支払。
 消費税は、実に重い。

 さりとて、
 1000兆円という国の借金。
 税収を超える借金。
 孫子の世代にツケを残すことになる。

 イタリアは消費税23%で、
 財政赤字を解消させるとか。

 「組織は肥大する」
 国などのいろんな機構を見直す、
 ということは
 官僚はやりそうにない。
 剛腕の小沢さんの論理はわかるが、
 角栄直伝の、
 キャラクターはどうもね。

 高齢者を
 粗大ゴミ扱いせず、
 社会貢献できるようにすべき。
 また、余命が限られるのだから、
 盛大に、お金を使うのがいい。
 と、ひとりごと…

 きょうは、
 朝イチで、新潟へ。
 次回企画の挨拶。

雪梁舎美術館コレクション

2012年03月30日
        儲けもののような
        好天の一日、
        片道4時間の
        新潟ゆき。

        米山さんや、
        朝日岳、僧ヶ岳、
        日本海もおだやか。


                  黒部からの僧ヶ岳    

 新潟市の近郊に、
 雪梁舎美術館がある。
 こじんまりとした、木造のミュージアム。
 いま、マイセン磁器展開催中。
 天井の梁が見える構造。



 ここの、財団の理事長、
 捧 賢一さん。

 (株)コメリの会長さんでもある。
 全国に1000店のお店を展開。
 オンドリのマークでおなじみ。
 苦労して、米屋利兵衛の屋号の
 家業を継いで一代で創業。
 それで、コメリ。

 みずからも東北の災害で、
 いくつものお店が
 流されたり、大被害を受けたのを、
 ニュース映像で見た。
 それでも、
 各種資材や社員を被災者に支援されて、
 決して、吹聴されない。
 スタッフも、 
 ボランテイア精神が滲む社風。

 ご夫妻とは、
 棟方志功のコレクションの
 アドバイスなどから、
 家族ぐるみのおつきあい。




 南砺市が好きで、
 美術館が好きで、
 ふらりと突然ご夫婦で来館される。
 大会社のオーナーらしからぬ、
 謙虚で、質素で、
 あたたかいお人柄。

 現在、棟方志功のコレクターとして、日本随一である。
 名作も多い。
 もちろん、門外不出。

 それを、特別のご配慮で、
 初めて南砺市へやってくる。 




 4月21日から、スタート。
 もちろん、南砺で初めての作品ばかり。
 南砺という風土。
 人のつながりが実を結ぶ。

 昨日29日の北日本新聞
 文化欄に、
 異例の大スペースで、
 Artの俊英展の紹介。
 写真も記事内容も、すばらしい。
 来館者も急増。


 4月21日(日)まで。
 最終日だけ、午後4時終了ですから
 ご注意を。

 




 

ショウジョウバカマ

2012年03月31日

         早春の使者。
         ショウジョウバカマ
   
         庭先で、
         独特の色を見つけた。

         雑木林から
         移植したもの。
         ことしは、
         茎がのびない。




 咲きがけが赤味が強いので、
 中国で、猩々と言った説があるが、
 葉っぱが秋に赤くなるので、
 そこから来たのでは。

 飲むと、すぐ赤くなるので、
 猩々顔と言われた。
 もう、使われない言葉なれど、
 近年は、
 ホウズキ顔と言われる。
 昼酒や、明るいパーテー会場が困る。

 袴といっても、
 中国、大陸スタイルの
 鎧武者の袴に似ている。

 タネだけでなく、
 葉っぱの先が地面に接して、
 殖えていくという、
 生命力がある。
(不定芽とか)

 花が終わっても、
 そのまま夏まで、緑の花みたい。

 早春の里山を散策すると、
 イチリンソウとともに、
 うれしくなる花です。
 ユリ科。

作者 : 奥のほそみち

石崎光瑤に感動し、棟方志功に共鳴するお仕事です。運転しないから、人の行かない裏通りや、細い道をひたすら歩く。 そこで見つけた話を紹介したい。 雪吊を 終えたる樹々の 斜塔めく          あさぎり         

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