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なんと万華鏡

南砺市には、いろんな花が咲き、がんばっている人がいて、面白いことが起きています。

初公開!荒井寛方の雲龍図

2012年01月01日
           新年のごあいさつを

      申し上げます

      2012 元旦

        



 ことし、辰年。年男です。
 生まれたときから、
 奥座敷に懸けられていた扁額。
 雲龍図です。
 この導きで、絵が大好きに。
 その後デザイナーになる、原点です。
 
 荒井寛方筆。
 仏画では日本一と言われた日本画家。
 栃木県さくら市には美術館もあります。
 旧氏家町。氏家姓のルーツ。

 戦雲、空襲迫る奈良・東大寺。
 金堂の壁画は国宝。1000年を超える
 日本最古の壁画がありましたが、
 その模写をコツコツ続けられました。



 敗戦まぎわ、氏家町から、
 米軍爆撃を避けて、日本海側を南砺市へ。
 愛娘、照子さんが山本に疎開していました。
 身重の娘のために、
 魚籃観音図を抱いて、南砺市へ向かい、
 そのあと奈良の法隆寺壁画模写へ。
 ところが、途中駅の郡山駅で空襲で
 亡くなってしまいました。
 その絵は奇跡的に戻りました。


 私の祖母は、この山本から嫁ぎ、
 荒井家とは親族に。
 その縁でしょうか、孫が生まれ、
 辰年だったことから達夫に。
 龍の絵を、生前の荒井寛方に所望したのかも。

 この雲龍図の龍は、国立博物館で、
 法隆寺展のとき展示された、
 日本で最も古い、龍の壁画の模写です。

 元旦朝に、NHKの平清盛特集番組で、
 平家納経の、飾りの龍と全く同じ。

 中国の唐代の渡来絵師の龍の絵でしょう。
 上唇に特徴があります。

 この、雲龍図。正月4日から、
 棟方志功記念館・愛染苑で、
 初公開されます。
 棟方の鯉魚図も迫力あります。
 棟方さんは、鯉が龍になる故事に
 あやかって、自分の未来を
 鯉図に託したようです。




 愛染苑、4日の先着5組に
 万華鏡「チューリップの素顔」
 プレゼントいたします。

 おまけ:
 荒井寛方は、アジアで初のノーベル賞、
 詩聖タゴールに頼まれて、
 2年間、インドのタゴール大学で、
 日本画を教えていました。
 インドへ取材旅行中の花鳥画家・石崎光瑤と
 意気投合して写生旅行をしています。

 法隆寺の壁画は空襲を免れましたが、
 その後、不慮の事故で焼失。
 以来、1月22日は
 文化財防災デーとして相倉など
 全国的に消火訓練が行われます。




快感、開館4日から

2012年01月02日

          あす4日
       午前9時から
       開館です。



      


 新雪の美術館。
 先着5組のかたに、
 万華鏡238号の20周年記念号
 「チューリップの素顔」を
 プレゼントします。


 棟方志功記念館・愛染苑も
 同じプレゼントです。
 法隆寺壁画模写の、
 日本最古の雲龍図と、
 昇竜をめざした、
 棟方志功の鯉図は圧巻。
 正月気分が味わえます。




 凛として咲く、
 自然のなかのチューリップの
 写真が満載です。
 カザフスタンの
 アンナ博士の特別寄稿も入っています。
 (書店にもあります)




 ことし、
 さわやかな
 生きとし生ける花たちの
 生命感にあやかりたい。





 



    

長淵剛に暮れて、竹下景子で明ける

2012年01月02日
      12月に入ると、
      新聞社の編集局と広告局
      テレビ局も同じ。
      広告会社はもっとたいへん。

      年末年始、とくに
      新年の広告、CM素材準備が
      戦争状態になる。

      北陸の雪国、1〜3月。
      売り上げが落ち込むのを
      カバーするためでもある。
      そんな生活を37年も。
      今は、受け身の気楽さ。



 紅白は、賀状の最後の仕上げでぐったり。
 ほとんど見ずに、科学番組を。
 ひょいと、紅白へまわすと、
 長淵 剛の生中継。

 紅白には、8年ぶり。
 石巻の小学校からのライブは極秘で。

 仕掛けられたスキャンダルで
 痛めつけられた時の、
 唯一の相談相手が、京都嵯峨野の
 愛宕念仏寺住職の西村公朝さんでした。
 いまも、父親のように慕っています。


        愛宕念仏寺境内は五百羅漢さん


 亡くなったときは
 吹田市立博物館長さんでした。
 よく、アドヴァイスいただきました。
 師は、私の義父、導師、仲人ですから、
 長淵さんとは兄弟、
 というのはおこがましいけれど。

 天台宗法眼、大僧正、大仏師、
 ありし日の公朝さんの誕生日に
 長淵さんや、つれあいと20人あまり
 お堂でお祝いの音楽会やりました。
「オレは、きょうノーギャラなんだ」と
 笑わせながら。すごいライブ。
 つれあいも、歌いましたが。
 湯川れい子さんも加わって。

 こんどの大震災で、
 地道にコンサートを続け、
 散文詩「復興」の朗読はラジオで全国に。




 元旦号の北日本新聞、
 フロントページに、いきなり
 竹下景子さんの座談会。

 中西 進 富山文学館館長が、
 美術館へお見えのとき、
 小生の「裏方反省記」を贈呈。
 そのなかの、竹下景子夫妻のページを
 興味深く、チェックされていました。
 いい取り合わせでした。




 ふしぎなご縁でした。

 2日のNHKでも
 竹下さんが短歌の朗読されています。

 お二人とも、
 とやまの顔、応援団になった。
 南砺にも、
 こういうファンを増やしたい。

      

真夜中の妄想

2012年01月04日
        降雪の朝。
        こんな風景も。
        自宅アトリエ室内の
        階段から望遠で撮影です。




 仕事始め。
 朝礼。訓示。
 あいさつ回り。
 
 朝は早いから、と
 前夜はイモ焼酎のお湯割り、で寝る。

 そんな時に限って
 夜中に目が覚めて、眠れない。
 午前3時と、ちゅうと半端。

 トイレへ行く。
 焦る。
 余計、頭がさえる。
 ことしのテーマは?
 いますぐやらねば…
 仕事のことが浮かぶと、ますますいけない。
 
 で、
 これまで振られた彼女の数を
 指折り数えて見る…
 20代のハナシ。

 いっしょになりたかったなあ。
 手も握らずに別れたあの人、
 この彼女。
 ほんとの想いを告げられず。

 いかん。20人まで数えたら、
 ますます目が冴えてきた。
 初春から悲惨。
  

正月から、富山ブラック

2012年01月04日
      富山市に40年。
      生活パターンも、
      決まっていた。




 富山市のどまんなかは、
 山王神社で、大和が近い。
 大晦日は、
 居酒屋でソバを食べ、
 新年の乾杯、外へ出ると初詣客で、
 通りが歩けない。

 3日目ともなると、
 さすがに人出も少ない。





 龍の手水場。

 昼は、ここ。
 富山ブラックの元祖。
 大喜ラーメン。

 このくどさ、黒さ。
 久しぶりに覗いてみたら、
 ちょっと、しょっぱいかなあ。

 しばらくは、もう結構。
 しばらく経って、また行きたくなる、
 くせになる味だった。
 代は変わっていた。
 味もちょっと。

 店の雰囲気は、変わらない。

教育長訓示

2012年01月06日
      南砺の散居村
      ありふれた、この風景。
      いちばん好き。

      カナダでは、
      母屋の高さの2倍の
      屋敷林が
      ステイタスとして誇る。
      南砺でも
      そうありたい。





 恒例教育長訓示
 1分前に滑り込んでセーフ。

 市長訓示の趣旨につづいて、
 やおら1冊の本を示される。

 なでしこジャパン!
 監督の手記。
 はあ、ミーハー?と内心。

 いかに無名のプロジェクトが
 世界の頂点に立ったのか、
 そのビジョンと努力。

 ところが、
 どんでん返しが待っていた。
 この本は、
 世界のトップに立つ前に書かれていた!

 単なるサクセスストーリーでは
 なかったことに、
 参列して、緊張して立つ、
 教育関係者、文化施設管理者、
 胸にずきん。
 
 
 

年賀状のドラマ

2012年01月06日
       第10回版画年賀状
       コンクールの審査。
       昨年より、
       大幅の増です。

       大谷子ども美術学園の
       大谷弓子先生が
       審査員長で進められました。

       近年は、子どもたちに
       小刀や彫刻刀を持たせない。
       時間のかかる、
       版画はあまり教えない。
       どっか変。




 私の年賀状のための住所録は、
 32年前からのもの。
 年賀欠礼も記録してあるので、
 いつ、この方に大変なことあったかが
 一目でわかる。お付き合いの記録。
 住所の転々としている転勤族も。

 元旦。富山市のKさんから、
 うれしい電話。
「ことしもよろしく。家内にことしも
 年賀状を読んでもらいました」
 五箇山出身のかたに、
 教育関係者が多い。
 なぜか、みな大校長になられる。
 新採の新米先生が、
 五箇山の分校で過ごした方も例外なく。
 みなさん、保護者や子どもに
 厳しくて、やさしい。
 五箇山の風土はすぐれた人を育てる。

 医療事故に近いアクシデントで、
 盲目で不自由な生活。
 長らく教育畑で、写真など多彩な趣味で
 多くの友人を持っていた。




 年賀状その?
 東京からUターンのイラストレーター
 Aさんからも年賀状と、
 写真の、かわいいお地蔵さんの焼き物。

 離婚で子育てに苦労。
 パステル画の先生を紹介したら、
 パリでの最高賞を取るまでに。
 教室も高岡中心にいくつも。

 昨年、最愛のお父さんを亡くし、
 母親の介護中。
 落ち込んでいたが、
 ミニ陶芸に気持ちを集中して、
 がんばりますと、明るいメッセージ。

 みんなで、
 痛みをわけあって、がんばるしかない。

 



雪中の来客

2012年01月08日

       新雪は美しい
       が、来館者は
       いまいち、
       と、思っていたら。




 急に来館者。
 雪山行二氏。
 びっくり。

 富山県立近代美術館 顧問

 館長らを伴って。

 東大の美学。
 日本の西洋美術の第一人者として
 評論活動も。
 国立西洋美術館学芸課長や、
 和歌山県立近代美術館館長など。
 スペイン美術が専門で、
 ゴヤなどの本が何冊も執筆されている。

 いま、東京で大きな話題の
 ゴヤ「裸のマヤ」などは、
 この方がおられて、実現。

 棟方志功の
 常設展を1時間、じっくり
 楽しんで帰られた。

 先般の中西 進 
 県立文学館館長といい、
 みなさん、
 南砺時代の棟方志功の素顔と
 作品に興味がおありです。

 月に1度、とやまへ。

就活にカツ!

2012年01月09日

       冬に生きる。
       雉のメス。
       鶏向けの餌で
       集まってくる。
       厳しい季節だ。



 いま、就職が厳しいという。 

 先日、大谷学園の先生と雑談。
 「児童の絵画教室で若い先生を
  探しているんですが、なかなか」




 美大、芸大の学生も就活で大変そう。
 いちばん人気のデザイナーは、業界がさっぱり。
 みんな、安定した公務員、つまり
 学校の先生になりたい。
 しかし、教育現場は
 受験にほとんど関係のない、
 「音・美・書」の時間短縮、カット。
 超狭き門。それで、大学院で
 親のすねかじりを高言している。
 絵描き?とんでもない。

「どこを見渡しても、最初っから
 安定していたら、芸術なんてとてもとても。
 先輩たちを見ていても、
 苦労して、ハングリーで、
 チャレンジしてこそ大成されているのに」




 子どもに美術を教える。
 こんなステキな仕事なのに、
 民間ということで、見向きもしない。

 富山は、芸術や文化で、
 アマチュアが優先される風土。
 日本一です。
 勤務のあいだに、
 趣味の作品づくりも
 悪いとは言わないが、
 金沢と違って、プロを育てようとしない。
 音楽なんか歴然!

 だから、どうしても作品は甘い

 いつもホンモノに触れていると、
 命がけの仕事との差は歴然。

 もっとも、
 どっちが本職かわからなくなってる、
 ホンモノのアマチュア作家の作品は、
 さすが迫力がある。
 感動させる作家は限られても。

 そこへ来ると、
 南砺の木彫は凄いと思う。
 文句なしの日本一、
 世界トップクラス。

 週刊誌情報でも昨今は、
 東京の婚活でも、
 公務員以外は目もくれないのだとか。


 わがつれあいのぼやき
「いちばん条件の悪いころに先生になった。
 いい思いを一度もせずに、
 定年になっちゃって…」

 わが身を振り返っても、
 ほんとに食えない、
 暗澹たる青春の日々だったが、
 夢は、両手に抱えきれないほど
 たくさんあったなあ。

小林卓二さんのこと

2012年01月09日
        水墨画の世界
        いつもの景色が
        別世界になる。
        太平洋側に住む人たちに
        わからないだろうな。

        美術館駐車場の
        徳兵衛桜。
        春と晩秋の二度咲くので  
        有名ですが、
        正月にも雪の花が咲きます。
        



 北日本新聞の「追想」欄に
 もと、名鉄トヤマホテル参与の
 小林卓二さんの特集記事。
 いつも、この欄を愛読している。

 隣のビルに30年通っていたこともあり、
 ホテルのオープニングも担当。
 そのときからのおつきあい。

 ホテルマンでいちばんやりたい仕事は
 ベルキャプテンだと、
 親しいホテルマンから聞いた。
 それを通して、誰からも尊敬された人。

 新田次郎が、「剱岳点の記」を
 執筆のために、
 長期滞在されたホテル。
 皇室の方々も。

 1階の喫茶店がオープンしたとき、
 開店直前だったが、
 にやりと笑って、入れてくれた。
 一番乗りさせてもらった。

 あんな生き方、してみたいと
 思わせる人。合掌。
 

 
 

ことしも…バンザーイ

2012年01月10日
 
            恒例、
            彫刻組合さんの
            新年会。




 毎年、この集いが楽しみである。
 岩倉理事長の
 力強い年頭のあいさつ
 昨年はたいへんな時代だった。
 ことしは、
 展望を持とうと、具体的な提案。

 日本で唯一の、
 民間、アート集団の新年の顔合わせ。
 南砺の顔である。
 日々、鑿を振るってこられた
 職人さんの顔でもあるが、
 そのまま彫刻作品にしたいくらい、
 いい風貌なので、
 昔からあこがれた。
 つい、うれしくなる。

 他所にも業界団体は、あまたあるが、
 芸術センスが求められる
 職人集団で、今の時代異例の
 結束と行動を誇る。

 かっては、小杉左官集団が、
 遠く海外まで活躍したが
 今はその面影はない。



              お隣の席。ちょっと一献。

 私も中学卒業を前に、
 井波の親方に弟子入りの話も
 身内であった。
 ひょっとしたら、自分も会員に。




 集団としてのパワーの源泉は、
 その歴史だけでなく、
 子弟を育てる
 システムと、
 井波という環境が
 あればこそ。
 
 最後にばんざ〜い、で〆。

世田谷の土地代?

2012年01月11日
       暖房のない寒い館内、
       スタッフ総出で、
       年賀状展の
       展示準備です。
       14日(土)午前9時半が
       オープニングです。
       
       南砺市からは、
       堀友里理さんが
       中学の部で大賞です。
       おめでとうございます。




 年が明けての、ニュース。

 これまでは、割と丁寧に
 ニュースを見てきたほうだが、
 最近、どの政治家の顔が写っても、
 チャンネルを変えたくなる。

 長い人生、我ながら珍しい。

 そして、小沢裁判。
 土地代の4億円。

 ニュースで、その世田谷の土地が
 よく紹介されるが、
 70坪もない、住宅地。

 義兄一家が、
 この世田谷区祖師谷に住む。
 正直・平凡に会社で営業マン。
 定年で、第二の人生で
 造園業の手伝い。
 平均的富山県人である。

 昔は農地がほとんどの田舎。
 最近までほんとに畑があった。
 200坪足らずの敷地。古い建物。
 周囲はすっかり、
 高級住宅街になってしまった。

 米軍ゴルフ場が砧公園に。
 有名な世田谷美術館もここである。

 あの義兄の土地は、
 10億円以上するのかな。
 そんなはずがない。
 東京は何かがおかしい。
 
 やっぱり、ほどほどの
 田舎ぐらしがいい。

協働のまちづくり条例

2012年01月13日
       新雪に記された、
       雉の足跡。
       ねいの里のシンボルマークは、
       この足跡をヒントにした。



 1年半もかけた、
 南砺市協働のまちづくり基本条例

 市民委員会、策定委員会からの
 堤案について、庁内で協議した結果を
 市当局より説明があった。


 条例としての整合性や
 用語の統一などが主で、内容は
 特に変わっていない。
 
 重要な事案の、「住民投票」の
 めやすのハードルは、乱用を避けるため、
 若干高くなった程度。
 自治法との整合性がよく俎上にあがった。

 1月28日(土)午後1:30〜
 じょうはな座でフォーラムも。

 個人的な感想。
 取り組みの最初、途中などでの、
 市民へのわかりやすいPRが
 不足していたような気がしている。
 反省点である。

 とりわけ、市民委員会の
 熱心な討議が重ねられたが、
 途中経過報告が欲しかった。

 それこそ、条例の趣旨の柱である、
 住民の参画と、
 途中経過の「情報の共有」にかかわる。

 進行マネジメントについても
 委員への丸投げの感があって、
 時間が惜しいと感じた。

 南砺市の総合計画後期の
 見直し作業が順調に進んでいる。
 しかし、
 足元を見ると、少子高齢化、
 集落維持の限界など、
 深刻な課題が目白押しである。

 なかでも、急激な変化は、
 高齢者単独世帯と介護の急増、
 耕作放棄の増大の見込み、
 集落の、コミュニテイ機能が
 目に見えて低下している。
 富山県内でも、
 南砺市が特にひどい。

 いろんなプロジェクトや
 イベントなどが
 同時進行していて、賑やかな南砺市。

 そのエネルギーを、
 足元のマイナスの課題に正面から、
 みんなで集中的に取り組むなど、
 そういう時期に来ているのではないか。

 昨今の不況時、
 企業経営なら当たり前の、
 限りある人、モノ、金、情報の
 経営資源の集中である。

 で、ないと、
 展望が見えづらいし、くたぶれる。
 さすが「南砺市らしい」と、
 となり近所から言わせてみたい。

 まったくの私感。

松村謙三さんの隠れ家

2012年01月14日

        久しぶりの好天。
        雪国の醍醐味。



 しごと関係の新年会のあと、
 美術館の隣の温泉に泊まる。
 早朝も、遅い夜も、
 よく知っている人たちが
 銭湯感覚で、温泉に入るため
 次々と出会う。
 軽く芋焼酎でちょっとしたサロン。
 地域に自然に溶け込んだ温泉は、
 これからの観光客に人気がある。
 普段着の、地元住民との
 さりげない出会いが生まれるから。

 実は、
 この宿の本館の奥には、
 知られざる名建築と秘密の部屋。
 あの、松村謙三先生の
 特別室が存在する。

 建物は、砺波の名棟梁、
 藤井助之丞の10年がかりで
 材料を吟味し、こだわった、
 名建築を、ここに移築されたもの。

 国指定重文の福野高校厳浄閣や、
 旧中越銀行本店、現砺波郷土資料館も
 棟梁の手になるしごと。

 そのいちばん奥の部屋が、
 政務や陳情などに疲れたときの、
 隠れ家であった。



 
 地元へ帰ってきても、
 陳情や、相談ごとで、ストレスは溜る。

 そんな時や、国政について、
 じっくり想をめぐらすとき、
 湯治をかねて、
 ここに籠って瞑想する。

 今は、宿泊客のための
 もてなし空間です。
 隣の部屋から、ちょっとパチリ。

 外の眺めは、
 ちょっとした深山幽谷の風情を
 借景にしています。
 意外。
 やっぱり隠れ家にふさわしい。



審査うらばなし

2012年01月16日
     第10回
     南砺市版画年賀状公募展
     オープニングです。

     昨年より大幅に
     応募者が全国から増えました。

     なによりも、
     作品レベルがぐんと
     アップして見応えがあります。



 ちょっぴり、裏話。
 一般の部 大賞
 愛知県の酒井政保さん

 木口木版という、
 欧米で主流の難しい技法。
 実に緻密なしごと。

 実は、過去8回応募。
 これまで優秀賞どまりで、
 大賞なら、授賞式に出席しようと、
 がんばって今回も応募。
 感激されたが、
 巨大紙風船に採用で、びっくりされた。

 龍の手に悩み、
 人間のこぶしに表現してみたとのこと。
 日本の閉塞感を、
 ぶち破りたいという迫力。



 中学生の部 大賞
 南砺市福光中学校2年
 堀 友里恵さん

 審査で、いちばん目立った。
 おじいちゃんの、
 嬉しそうな顔とみかん。
 年賀状としても、意外性があり、
 何よりも、あたたかい。




 この迫力。
 石川県志賀町立高浜小5年
 澤田 千裕さん

 原発のまち。
 イメージアップにと、
 全国の児童版画公募展を3回も。
 指導者の熱意にびっくり。

 校長先生の研修会に呼ばれ、
 棟方志功と子どもたちの交流について、
 勉強会を開催された。

 立派な指導者が先輩におられ、
 いずれは美術館にと、
 町、教育関係あげて熱心に。

 南砺市の版画年賀状展に
 いつも応募され、高位入賞の常連。
 授賞式に福光美術館へ来るのを
 目標にがんばっている。

 審査は、意図して、応募の地域を
 選んでいない。
 あくまで作品次第であるが、
 確定してから、裏をひっくり返す。

 ああ、県外、地元、バランスよく、
 それぞれいい作品が大賞になったと
 内心、ほっとする。

 それにしても、
 独創的なアイデアや、表現力に
 びっくりする。
 継続は力なりきと実感する10回展。




 表彰式に先立って、
 絵本の朗読。
「ちよゑちゃんとパパとだまし川」
 棟方志功の唯一の童話。
 南砺市ぐらしの一家のものがたり。
 昨年、
 県功労者表彰を受けた、
 メルヘングループの
 北島喜美子さんです。

 授賞式には、子どもたちも
 たくさん出席。熱心に
 聴いていました。











忘れえぬ人

2012年01月17日

        先日の、
        新聞の「追憶」欄。
        守山幸男氏



 私の義兄が亡くなって1カ月あまり。
 美容院を立ち上げて、
 県内あちこちに支店網も。

 何回も結婚すると、
 自動的に、
 仲人、義姉義兄、が
 どんどん増えていきます。

 しかし、それも次第に
 数が減っていきます。

 守山氏は、最初の時の義兄。
 わがつれあいは32歳で、
 ガンで早逝。が〜ん。
 4歳の息子は、いま、
 その美容院の
 走り使いをやっています。
 もういいトシで独身。
 まわりじゅう女だらけ。
 いつでも交代してやるぞと、
 脅かし続けていますが、
 カエルの面にしょんべん。

 最初のつれあいとは、
 お互いが8人兄弟でしたから、
 法事のときは、
 一大イベントになったものです。

 守山氏は、自他ともに認める
 日本一の巨人軍長嶋ファン。
 試合ごとに、すべて、
 激励電報を打ち続けた…
 
 パートナーを一昨年失い、
 相次いで。
 日本の高度成長期を
 絵にかいたようなカップルでした。
 合掌。

雄大なおしっこ

2012年01月17日
        ちょっと、
        富山県のはしっこ、
        宮崎海岸へ。



 富山湾に向かって、
 雄大なおしっこ。
 男なら
 いちどはやってみた、
 子どものころの記憶。
 むずかしいんですよ。

 ではありません。

 ヒスイ海岸の、
 釣り人でした。
 ちゃんちゃん。




 宮崎漁港には、
 一艘だけ、
 蟹篭漁船が活躍しています。




 この先は、
 親不知海岸に続きます。
 鹿島樹叢の森です。
 亜熱帯の植生の
 北限とされています。







定期券のひとり旅

2012年01月19日
       富山市大和まえ。
       西町から、
       立山連峰弥陀ヶ原が
       見える、
       珍しいシーンです。
       あまり、
       こんな日はありません。



 参ったなあ。

 特急電車から魚津のホームへ降りて、
 ポケットにあるはずの
 定期がない。

 あっと思って、まだ空いている
 ドアへ走ろうかと思ったが、
 なにせ特急。あきらめた。

 検札のとき、コートのポケットから、
 上着のポケットへ
 入れたつもりで、落としたらしい。

 駅で、冷や汗かきながら、
 書類に書き込む。

 富山県一の長距離通勤
 それも半年定期。
 金額もはんぱでない。

 で、、きょうの昼に電話。
 見つかったとのこと。
 ほっ。
 特急はくたかで、越後湯沢で
 車掌さんが拾ってくれた。
 
 富山駅に届いているとのこと、 
 富山市で用事があったので、間に合う。
 平身低頭。

 城端線の福光駅で発券しているので、
 そちらからも連絡あり。
 JRさんのあちこちに
 お世話をかけてしまった。

 福光で発券―越後湯沢で発見。
 しゃれにもならないや。

 JRさんの連携プレーで
 迷子の定期は半日の旅に終った。
 さすがJRさん。

 これで11年もお世話になっていて、
 もう家族のような気分。
 感謝。

ブータンだらけ

2012年01月20日
         先日、富山市で
         北日本新聞文化人パーテー
         各界のお歴々が
         300人。



 河合社長の挨拶、
 YKK吉田会長の挨拶、
 みんな、
 ブータンの「総幸福量」についての話。

 特に、法政大学レポート
 幸福度日本ナンバーワンが
 福井に次いで富山県が2番目。

 経済はもとより、
 こころの充足度で富山はトップクラス
 そういうことに言及。

 


 田中市長も駆けつけての、
 このパーテーは、
 なんだか、南砺市のための
 仕掛けだったのかと錯覚。

 昨年の福光美術館での、
 ブータン展の開会式で、
 北陸銀行の高木繁雄頭取と
 田中市長との対談も
 「ブータンの幸福論」が
 テーマでした。

 ちょっと、
 世界に
 さきがけ過ぎたかな。
 悪い気はしないけど。

 

入浴ノイローゼ

2012年01月21日
      平場は、
      雪が少なくて   
      助かる、と
      タクシーさん。



 はれあたまさんも
 入浴時の注意。

 先日、朝日町の事故のあった銭湯の前を
 通り過ぎた。
 入浴事故以来、飲んで入ると
 つれあいから、
 殺されそうなくらい、
 めちゃ怒られる。

 なんでも、
 つれあいの祖父が風呂で亡くなった。
 母親は、
 だからお酒さえ嫌ったという。

 酔いざめのころ、
 なぜか、お風呂へ無性に入りたくなる。
 ああ、極楽とは、
 このことか。

 浴室用のラジオは、
 ジャズや
 ビートルズなどの特集。
 懐かしや。
 つい、うとうと夢心地。

 地区の役員のとき、
 相棒は元消防署幹部。

 風呂で倒れたら、
 前向きか、後ろかで生死を分けますよと、
 さりげなく、おっしゃる。

 極楽が、
 地獄にならんように。

 でも、本人はきっと
 気分は極楽のままだと思うがなあ。





 カザフスタンの平原に、
 見渡すかぎりの
 チューリップの花園を
 思い浮かべながら…

けさ、愛染苑で文化財防火訓練

2012年01月22日

     けさ、9時半から、
     棟方志功記念館の
     愛染苑で、
     南砺の宝物を守ろうと、
     文化財防火訓練が行われます。



     愛染苑から見た棟方住居(鯉雨画斎)

 きょうの北日本新聞
 荒井寛方の
 雲龍図の紹介記事。

 終戦まぎわ、
 奈良法隆寺の金堂壁画を
 空襲から守ろうと、
 模写の作業が続けられてきましたが、
 超有名な作家が参加、
 しかし、そのころほとんどの班が
 中断されました。

 4班の中で、
 無名の荒井班だけが、
 最後まで残って作業を。

 その仕事のため、栃木県から
 奈良へ向かう途中に、
 娘が疎開中の南砺へ向かって
 出発して、
 空襲に遭い、亡くなりました。

 そのゆかりの作品を
 愛染苑で公開中です。
 上野の国立博物館の法隆寺展で、
 まったく同じ龍の絵を発見。
 びっくりしました。

 インドのアジャンタ仏画と、
 敦煌の莫高窟、
 法隆寺の金堂壁画が
 世界最古、最高傑作の仏画でした。

 アジャンタと法隆寺の
 文化財模写に
 一生をかけた、寛方さんの
 やはり模写作品の傑作です。
 
 7世紀末の
 日本で最古の龍の図でしょう。
 

 ふしぎな縁です。
 この機会に、愛染苑へどうぞ。

 向かいには、
 棟方志功さんの、
 巨大な鯉図が来いと言っております。
 「龍になりたい」「なってみせるぞ」
 ということから、
 「鯉雨画斎」(りゅうがさい)となずけました。
 辰年がとりもつ話です。
 




防火訓練ごくろうさま

2012年01月23日

       棟方志功記念館
       愛染苑の
       文化財保護防火訓練
       あってほしくない、
       転ばぬ先の杖でしょうか
       ご苦労さまでした


       


 「本日は愛染苑で防火訓練です。
  サイレンが鳴りますが…」
 町内巡回しての街宣です。





 発火! の第一報で
 文化財と墨書した箱を
 すばやく避難させます。






 用水の水源確保
 即、放水。
 地元の自主防災のみなさん




 地元のみなさんの、
 支えがあってこそ文化財が
 守られる。
 ありがたいことです。



       原種カウフマニアナ
       天山山脈をバックに


 けさの北日本新聞追想欄。
 少し落ち着いたころに、丁寧に
 再録されるので、味わい深い記事である。
 できるだけ、切り抜いている。

 偶然、4人とも、どこかご縁が
 ある人が重なった。

 遠藤さんは、得がたい人だった。
 むかし福光美術館が開館した時、
 中身が大切と強烈に新聞で批判され、
 発奮した当事者ががんばって、
 内容を充実させてきた経緯がある恩人。
 棟方志功生誕100周年では
 絶大な支援をいただいた。
 東京から、毎週高岡へ。
 ときどき、高岡駅で出会った。

 広告会社元社長。
 日本のイケイケどんどんの先駆者。
 アメリカ型の、
 成果主義を導入して、
 せっかくのいい社風を
 おかしくしてしまった先輩でもあるが。










韓国KBSテレビから取材

2012年01月24日

      韓国KBSから
      テレビ取材。

      2つのNPO法人に
      かかわっている。
      「グリーンツーリズムとやま」と、
      「米蔵の会」
      とやまの米騒動を
      わざわざ、カメラ担いで、
      来日される。




 最初は、意図がわからなかったが、
 富山湾沿岸の漁師町で起きた、
 浜の女性たちによる、
 米騒動は、全国に広がり、
 時の内閣も倒した。

 そのときの原因は、
 米の投機がもとである。
 大阪の先物市場が韓国にも。
 世界規模で波及した。




 通訳を通して姜聖?(カンソンフン)
 プロデユーサーに、
 取材の目的や動機を聞くと、

 韓国でも米騒動や投機が
 国内を大混乱にした。
 インターネットのブログで、
 両国の歴史的事実がわかったので、
 ということだった。

 KBSは国営テレビ。
 日本のNHKと同じである。

 たぶん日本では見られないだろうが、
 芸能や、韓流ドラマだけでなく、
 歴史を掘り下げた
 ドキュメンタリーでも、
 世界を駆けめぐるパワーに
 はて、日本では?と思いたくなる。

 地元各社も
 取材風景を取材。
 
 たかがブログ。されどブログ。
 情報発信は大切と実感する。
 海も超えて、
 そういう時代なのか。




 おりしも、
 冬の蜃気楼が出現。
 岩瀬の発電所が浮き島に。





南砺のクールジャパン

2012年01月26日

      デイズニ―と
      手塚治虫にあこがれて、
      漫画家になることが、
      夢だった少年時代。

      それだけに、
      いいイラストに出会うと、
      過敏に反応してしまう。




 先日の北日本新聞。
 あれ?全国紙だったかな?と間違う。

 よく見ると、
 北陸銀行さんの、預け初めの
 広告イラスト。

 テレビCMでおなじみの、
 南砺市平地区の子どもたち。
 それが、途中でイラストに
 重なっていく。

 おなじみ、
 城端のPAワークスさんのしごと。

 アニメのキャラは、嫌い。
 いかにも、というアクの強さが
 どうにも、好きになれない。

 ところが、この南砺市の
 すてきな笑顔が描かれたカットは、
 さわやかで、くせがない。
 一人一人の表情が生きているのだ。

 東京の都市銀行は、
 悔しがるだろうと思うくらい、
 ローカルなのに、おしゃれ。
 そして、あたたかい。
 専門的に見て超一級です。

 日経新聞やNHKで、
 盛んに流される「クールジャパン」

 農業などの一次産業だけでなく、
 モノづくり大国の
 日本の二次産業にも暗雲。

 そこで経済産業省は、
「クリエーティブ産業」を輸出の
 目玉にという戦略。
 要するに、アニメやゲームの
 サブカルチャーである。
 海外での評価は高いところから、
 クールジャパンの柱。

 南砺市で起業された
 都市型企業のPAワークスさんは、
 中央ではできない質の仕事を
 連発されている。

 棟方志功を世界のムナカタに
 飛躍させた源は、
 南砺市の風土でした。

 高齢化、人口減、若い人に
 就業機会を、企業誘致をと
 叫ぶ前に、
 全国から南砺へやってきた、
 こんな、感性豊かなクリエーターたちの
 多くの若者集団に、
 もっと注目してほしい。

 そのためには、
 美術館で、ホンモノに
 しっかり対面してほしい。(本音)

あの中條誠子アナがとやまへ

2012年01月27日
        本州一という、
        植生度のゆたかな富山。
        南砺市は、
        その中でもトップクラス。
        3分の2が森林。

        不名誉な日本一。
        県産材利用率が
        全国最下位。
        野菜の自給率よりも
        もっと深刻。




 これではならじと、
 関係者の懸命の努力がされています。

 今夕のNHK「ニュース富山人」で
 その取り組みが放送されます。
 6:10〜中継。
 そのルポのアナウンサー。

 中条誠子さん

 恒例・元旦のウイーンフィルの
 ニューイヤーコンサート。
 その総合司会や、
 日曜美術館、おはよう日本、
 ダーウインが来たのナレーター。

 結婚で子育て。そして復帰。
 富山放送局に赴任。

 富山のローカルニュースに
 ときどき登場されて、おや?と
 茶の間の話題でした。

 しっとりと、ホッとする語り口。
 人柄が局内で好かれている。

 なぜ富山へ?

 すてきなご主人の赴任で、
 NHKさんの粋な計らいらしい。
 東京でも活躍です。 

 NHK富山放送局に
 中條アナのホームページが。
 こんなブログが
 書けたらなあ。
 

きょうは、なんの日

2012年01月28日


        きょうは、なんの日。
        古事記が
        1300年前に成立した日。




 今から71年前の、昭和11年。
 棟方志功が、自分よりも
 うんと若い詩人、佐藤一英の
 「大和し美し」に感動。
 本人のもとを訪れて、詩をいただき、
 最初の大作を国画会に出品した。

 日本の古事記と日本書記から、
 題材をとった、
 倭建命(ヤマトタケルノミコト)の
 大叙事詩の絵物語である。

 大作すぎて、
 落ちるところを、柳宗悦や河井寛次郎らに
 救われた作品。これで世に出た。

 ただ、この作品が
 日本浪漫派の広告塔となり、
 軍国主義に利用されていく、
 きっかけとなる。
 
 本人は、単純に、
 日本の古代の物語りに感動しただけ。

 チラシの絵は、
 美術館で初公開した、
 「大和し美し」の作品。
 棟方の原点となった。 




北陸新幹線と女性たち

2012年01月29日

       初めての小川温泉
       窓から眺める
       白銀の世界はたまらん




 ある市の女性グループから招待うける。
 経済界、教育、文化、政界で活躍中の
 中堅の女性たち。

 北陸新幹線開業は
 何をもたらすのか


 最近、このテーマの
 講演会が増えている。
 一昨夜も観光関係会社の幹部や
 金融関係の幹部と懇談会。
 避けて通れぬ話。

 美女7人に囲まれて緊張。
 持ち込みの上等のワインをつい飲み過ぎ。

 北陸新幹線の、
 開業は、バラ色の夢を乗せて、
 やってくるわけではない。

 このままでは、
 東京のひとり勝ち。
 かっては、金沢のひとり勝ちと
 ささやかれていたが。

 いささかでも、逆ストローにするには、
 女性リーダーたちの
 発想と感性と、危機感が、
 頼りになることだろう。

 コンサルや偉い大学教授よりも、
 足が地に着いた、女性に期待したい。
 訳知り顔の、
 かっこいい言葉を並べている、
 女性にも困るけれど。




 心地よい、二日酔いの
 あさ。
 支配人が、みずから、
 夕べの積雪で雪だるまの
 クルマに、玄関の温泉水で
 贅沢な消雪してくれた。
 一瞬で消える。

南砺の美術館が全国トップで紹介

2012年01月31日
     全国・国公立美術館は、
     約400館あまり。
     私立を入れると1200館とも。
     博物館法に準拠しているのが、
     850館ぐらいである。
     これは欧米より少ない。
     欧米では博物館も美術館も
     みなミュージアムと呼ぶ。




 (社)日本美術家連盟は、
 プロの日本画、洋画、彫刻、版画の
 作家のトップが5300人加入。
 国際的機関、文科省などの窓口。

 日本の経済の閉塞状況は、
 これら作家たちにとっても無縁ではない。
 そこで、作家と美術館の連携を
 もっと強化しようということになった。

 連盟のニュースは年4回の季刊。
 32ページの初めての企画は、
 青柳正規国立西洋美術館長の対談。
 続いて、南砺市立福光美術館が
 3ページにわたって特集。
 国立、県立をさておいての
 トップバッターである。異例のこと。




 特集に採択の根拠は、
 戦禍を避けて、疎開した棟方志功が、
 南砺市にどのような文化の
 種を蒔いてくれたのか、
 南砺の風光明媚な風土の
 魅力のことなど。

 棟方の知名度に便乗した人は
 いまも後をたたない。
 権威を嵩に着た、うすっぺらな
 自分に好都合なPR。
 遺族との50年に亘る
 軋轢の原因である。
 そしてナミアムダブツへの
 期待と大きな幻滅。

 棟方はめったに批判や
 悪口を言わない人。
 しかし、遺族はがまんできない。

 その一方で、
 棟方一家を心から支援した
 無名の人々の存在を紹介した。

 なかでも、
 井波、城端、五箇山、福野、津沢の
 文人、作家たちが棟方の盟友であった。
 そして世界のムナカタになった恩人。
 肝心の福光は…ちょっと書けない。

 図書館長もされた石崎俊彦氏は、
 3000点の資料を残された。
 現在、調査整理中であるが、
 そこに浮かび上がってくるのは、
 これまでの、
 棟方像とまったく違った事実。

 愛染苑も紹介したので、
 全国の作家たちが、南砺へ
 やってくることを期待している。

 新幹線時代には、
 こういう日本の感性の
 トップの人たちを
 南砺ファンとして定着させたい。

 心と自然、歴史の宝庫
 南砺の良さが理解できる人と、
 騒がしい、アジアの俗っぽい
 観光客の大群と、
 どちらが地域のチカラに
 なるかは歴然。




 棟方だけでなく、
 地域の若いお母さんや、
 元気な若い人たちの活躍で、
 「アートで遊ぼう」や、鑑賞教育、
 中学生、若手作家の企画、
 南砺の至宝展などに
 取り組んでいきたことが
 事務局で高く評価されたようだ。
 光栄である。
 やっと、
 南砺市の美術館に脱皮できそう。



作者 : 奥のほそみち

石崎光瑤に感動し、棟方志功に共鳴するお仕事です。運転しないから、人の行かない裏通りや、細い道をひたすら歩く。 そこで見つけた話を紹介したい。 雪吊を 終えたる樹々の 斜塔めく          あさぎり         

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