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なんと万華鏡

南砺市には、いろんな花が咲き、がんばっている人がいて、面白いことが起きています。

70億人と人口減少

2011年11月01日

      30年くらい前、
      富山県が石川県から
      分離独立して
      置県100年を迎え、    
      200余りのイベントが組まれた。

      最大の行事は式典。
      中国から要人も。

      いちばん好評だったのが、
      その日の朝生まれた、
      赤ちゃんの写真と、
      産声を会場に映像・音声で
      流した演出だった。
     「新生とやまの誕生」を祝う。

      1年後、富山の代表団が、
      当の要人と会ったとき、
      その時のシーンが話題になった。




 デジタル時代と違って、
 フイルム撮影、現像、マウントと
 手間がいる。
 専属カメラマンが、前夜から
 3つの産院と連絡を取り合って、
 富士フイルムの現像所に駆け込む。
 特別に協力してもらい、
 朝の式典に間に合わせた。

 あの赤ちゃんも今は30代。
 どうしているかなあ。

 国、県、市町村の
 総合計画・施策の基本は
 人口動態であり、客観性を
 求められる。
 なかでも、国勢調査が重要で、
 永年調査員は、国が表彰する。

 富山県で言えば、統計課。
 その担当する職員は、
 国から給料が支給されていることは、
 あまり知られていない。

 とやまの人口の減少と、
 世界人口の70億人突破。
 実感がわかない。 


    

射水と高岡の地産地消

2011年11月01日
       県庁前で、見上げると、  
       空に巻雲がドラマチック。
       やっと晴れた。
       ビルからオーラが。



 野菜の自給率、全国最下位。
 これでは、ならじと、
 県の食育
 地産地消現地検討会


 それに先駆けて、県民会議で、
 
 とやま地産地消優良活動賞

 なんと、日の出屋製菓産業 さんが
 受賞、表彰、記念発表!
 おめでとうございます。
 もともとの企業姿勢に加えて、
 立野が原などでの
 環境循環型企業活動が
 総合的に高く評価されました。
 受賞者を代表して、
 画面で経緯を報告されました。




 川合社長の受賞シーンを撮影してすぐ、
 カメラを収めると、
 となりの新聞社社長が、
 そでをつっついて、小さく
 「南砺市だけ撮るがや」
 「ええ、そうです」
 さらにその隣の国営放送局長が
 その会話を横目に、にやにや。

 


 会議では、TPP問題の渦中、
 日本のコメのトップブランドは
 すべて、富山の人が育てたことも
 もっとアピールすべきと発言。

 続いて現地検討会
 射水市の完成したばかりの
 学校給食センターへ。


 一日4000食を、小・中学校へ。
 平場の射水市だから可能かも。
 給食体験も。
 すべて地元の食材です。
 


 そのあと、高岡JA経営の
 農産物直売所「あぐりっち」


 半年で億単位の売り上げ。
 800人近くの生産者が支える。


 地産地消の機運を実感する。





 






文化の日―花3題

2011年11月03日

       文化の日。     
       昔から特異日として、   
       必ず晴れる。



 病院で、定期健診。
 血圧127―64と変わらず。
 南蟹谷の宿根そば茶のおかげでしょうか。
 ルチンが普通ソバの200倍含有。

 病院のロビーへ
 菊の大輪の2鉢が届けられた。

 すぐ、美術館へ。
 そこにも見事な菊の大輪。
 東島八郎さんからの恒例プレゼント。
 ありがとうございます。
 これこそ、
 文化の日のシンボルです。




 川合田温泉前の国道道際で、
 シシウドの花。
 五箇山の煙硝の原料のひとつ。




 もう、日本の風景に。
 外来種のモーレツさが悪者になった。
 そばで見ると、いい花。




 なんだか、わかりますか。
 これがお目当て。
 ツリフネソウの実です。
 ちょっと触れると、パチッとはじけます。
 鳳仙花の仲間だからでしょうか。




 実は、この花が大好き。
 南向きの湿った肥沃な場所にだけ、
 咲くので、庭ではうまく育たない。
 種は、だいぶん収穫。
 なんとか育てたい。












懐かしいインクの匂い

2011年11月04日
     さきごろ、久しぶりに
     印刷工場で、
     刷りだしに立ち会いました。




 中卒で、住み込みだった
 デザイン修業を終え、望んで、
 富山市の印刷会社に就職した。
 19の春でした。

 図案室は工場の一角。
 隣には用紙の断裁機、トムソンという
 重量音の紙型打ち抜き機。
 ドスン、キュウ〜、ガシャン。
 細い面相筆の穂先に響いてきます。

 後ろは巨大な印刷機群が唸りをあげる。
 暗いトイレへの途中にも、
 刷り出したばかりの大判の印刷物の山。
 すべて、
 インクの匂いが漂っていました。

 若い仲間たちはデイトするとき、
 2度、お風呂へ入って、
 手に染みこんだインクを
 きれいに洗ったものです。

 いま、
 富山写真語・万華鏡の
 ボランテイア編集長やってます。
 創刊以来、238号目。
 そして20周年目。

 支援していただいた、
 お返しに、主宰の、
 写真家の風間耕司氏と、
 特別号を制作中です。
 テーマは
「チューリップの素顔」です。
 そのうち、紹介します。
 (支援者の皆さんには従来通り)

協働のまちづくり基本条例のかなめ

2011年11月05日

      防災の日。
      総曲輪プラザで、
      小さな鼓笛隊。




 第15回 南砺市協働の
 まちづくり基本条例策定委員会

 

 この種の条例には珍しく、
 「前文」がついている。

 基本理念が簡潔に述べられていて、
 市民委員会が度重なる議論をもとに
 文章が整理されて、
 南砺市らしい、わかりやすく、
 そして格調のある表現となった。

 実は、この前文が、
 この条例の全体のなかにおける、
 ウエイトは実に大きいと
 思っている。

 日本国憲法の前文のように。

 策定委員会で大きな議論になったのは、
 第1章 総則
 (条例の位置づけ)
第2条 この条例は、市民主役のまちづくりと、住民自治の基本原則を定めた最高規範であり、市民・ 市議会・市の執行機関が共に誠実に遵守しなければならない。
 

 
 全体を通して読めば、
 この文脈について理解できるのであるが
 ちょっと読むと、
 自治条例という国が定めた法律と
 矛盾したイメージに取られやすい。

 つまり、国が定めた法、
 選挙で選ばれた市長、市議会
 執行機関の南砺市のルールの上に
 この条例があるように誤解されかねない。

 規範:?のり。てほん。模範。
 ?[哲]のっとるべき規則。判断・評価または
 行為などの拠るべき基準。
              ―広辞苑―


 条例であるから、拘束力は強い。
 しかし、この基本条例は、
 全国の先進的な自治体で進められているが、
 ほとんどが「最高規範」と謳っているいると
 事務局からの報告であった。

 先にも言ったけれど、
 なぜ、いま、この条例なのかを
 考えるとき、
 これまで精力的に会議を
 2つの組織で重ねて来て、本質的には
 市民主役のまちづくりとは
 どうあるべきかを考える、
 「ガイドライン」に近いのではないか。
 規範には「手本」という、
 少し緩やかなニュアンスが含まれている。

 結局「最高」の
 2文字は削除されることに。

 

気になる仲間たち

2011年11月06日


      蟷螂。
      臨月で日向ぼっこ。





 ビアズの
 悪魔の辞典では、
 「長すぎる」とひとこと。
 そろそろ冬篭り仕度。




 女郎蜘蛛。
 巣にひっかかった、枯葉の
 取り外しに躍起になっている。

 不要な糸は、
 ちゃんと食べてリサイクル。
 あんな細い足8本が、
 ひとつも無駄なく糸をつかんで、
 尻から糸を吐く、切り離す、
 食べて回収。
 生きている精密機械と
 称される所以。
 これも臨月の毒々しい、
 お腹が目立つ。




 カマキリも蛇も、
 クモも好かれない連中。
 でも、目が会うと、
 そのけなげさに、情が移る。
 冬は目前。

息が臭い!

2011年11月07日
      「眉毛の白髪抜いたら、
       眉が無くなるがいね」
      「解かっとる」


      「傘もってかれ、
       ちょっこし降っとる。
       また禿るわよ」
      「もうすっかり薄いわい。
       毛根に
       刺激を与えんにゃ」

       つれないつれあいとの
       不毛の会話。




 浜の小料理屋で、A級グルメの会。
 漁師のまつりのごっつお。
 山の魚っけのない育ちには、
 うれしくもあり、戸惑いもあり。

 久しぶりに
 日本酒がうまい。
 気の置けない仲間との
 銚子じゃなかった、調子のいい、
 会話で盛り上がる。

 翌朝早々
「息が臭いわよ!」

 悪気はないのはわかっていても、
 肉体的欠陥をモロに言われると、
 腹は立つし、
 ドキリとする。

 このひと月、超多忙。
 根の詰めるしごと…
 てきめんに、胃がやられたようだ。

 ちょっと、
 奈良まで、気分転換に。

大阪・奈良・京都

2011年11月08日

      会議が終わって、
      大阪へ。
      サンダーバードは
      私の買い切り。




 ホテルで、うなぎを食べて、
 風邪でベッドへバタン。
 そのまま朝に。
 12時間熟睡。

 前回の選挙で圧倒的な人気の
 橋下知事の市長出馬。
 よくからない。ファシズムならぬ、
 ハシズムとも。
 マスコミの袋叩きで、
 あまりの酷評にたまらず
 公明党も自主投票になる。
 共産党は立候補とりやめる。

 大阪は、アンチ権力志向が強い。
 かって、関東大震災のあと、
 大阪は過去最大の隆盛を見た。

 こんどの大災害をある政治家が
 チャンスと言って大問題に。

 それが東京一極集中の昨今が許せない。
 だから、タレントなどが
 カンタンに政治家になる。

 大阪・梅田の百貨店の集中も
 いまいちみたい。




 奈良駅に隣接の観光案内所。
 旧の駅舎である。
 正倉院展はすさまじいまでの人気。
 朝一番で、もう30分待ちのボード。

 敬遠して、
 駅前のギャラリーでの
 ことぶき姉妹展へ。




 84歳の西村幸子さんは、
 仏像で著名な故西村公朝さんの奥さん。
 仲人をしてもらった方。

 80歳から、絵を描き始め、
 ちぎり絵もなかなか。
 五箇山和紙を送ったらとても喜ばれた。
 南砺市のちぎり絵コンクールに
 挑戦してほしい。 




 京都は快晴。

 車中は、講演の準備タイム。
 それにしても、もったいない。
 



市展の準備

2011年11月10日
       南砺市美術展
       市展
       いよいよ
       13日(日)
       オープニングです。


 書、工芸、彫刻は
 福光美術館で。
 洋画、日本画、写真は
 福野ヘリオスです。

 市単位の美術展は、
 富山市など県内すべてで開催されますが、
 正直、これだけの部門で
 これだけの力作が揃うのは
 南砺市ならではでしょう。

 文化の底力とでもいうべきか。
 人口が十倍の富山市と比較しても、
 南砺市の市展のほうが
 抜きんでています。





 葉見ず花見ずの
 葉っぱです。
 彼岸花の葉は元気がいい。

 はなみず、咳の風邪を
 あなどっていたら、重症に。
 夜は眠れない。
 元気がでない。

 彼女のことを思ったら、
 夜も眠れなかった若いころが
 なつかしい。



風邪にご注意

2011年11月11日
        紫式部
        これが色づくと
        晩秋。




 風邪をあなどっていたら、
 思わぬ重症に。
 
 くすりのデザインやPRの仕事が長い。
 有効成分をわかったような顔して、
 チェックする癖がある。

 それだけに、めったに飲まない。
 
 だから、飲むとすぐ効く。

 それでも軽くて終わっていたが、
 やはり、抵抗力が減退したか。

 熱はないので咳止め薬あれこれ。
 胃の薬。
 手元の薬をならべて、
 みんな飲みたい衝動に駆られる。

 それはダメと
 草ピーさんに叱られそう。
 あま〜い、
 咳止めシロップで寝るか。
 結局、いつもの慣れた薬がいい。

 うつうつとベッドでテレビの
 国会中継。
 ますます、鬱になりそう。

 野田内閣って、
 こんなに保守的だったかな?
 自民党にも、すごい論客がいて、
 やっぱり野党体験も必要かな。
 かっての与党と、
 野党が入れ替わった感じ。
 それでいいのだ

 それでも、
 首相は交渉参加に出かけると言う。 
 うつうつ。

やっとTPP議論

2011年11月11日

      日本の農業
      日本の農村。

      営々と2000年に亘って、
      築かれてきた、
      この原風景に
      どんな風が
      吹き荒れるのだろうか。


      有機農法の水田・福野

 マスコミ、国会。
 TPP議論がようやく俎上に。
 切羽詰まらないと、
 なかなか議論が出てこない。

 国論が2分されている課題に、
 外交交渉がうまくいくわけがない。
 相手に足元を
 見透かされているわけだから。

 これまでは、すべて数字で
 賛成・反対の議論がされてきた。

 数字に出てこない部分。
 松村謙三さんが、
 戦後、ある雑誌で表明。

 戦後の日本が、
 諸外国と違って、パニックに
 ならずに済んだのは、
 農村がしっかりしていたからだと、
 述懐されている。
 日本人の心を支えてきたのは、
 日本の農村であった、と。

 とりわけ中でも、
 条件不利地域の
 中山間地を多く抱える、
 南砺市のゆくえに、
 プラス要素が見えない。

美術作家の水準は富山県内トップ(訂正)

2011年11月13日
      4町4村が
      合併してどうのこうのと、
      たまに漏れてくる。

      しかし、
      こと文化については
      他市との比較で
      ぶっちぎりのトップ。
      合併効果が
      第7回 市展であろう。

      目に見えない、地下水脈
      つまり、ポテンシャル。



 洋画、日本画、書、彫刻、工芸、写真

 いづれも層が厚く、バランスがとれている。
 県展の常連、ベテランが揃い踏み。
 福光美術館での講評で、
 なるほど、と審査員のお話から
 得るところが多かった。




 審査委員長の写真家 池端滋氏
 こういう役で写真部門からというのは、
 あまり聞いたことがないと、
 しきりに謙遜されていたが、
 東京、富山で多くの作家に親しまれ、
 南砺で、地域に根をおろした仕事。
 南砺市の市展にふさわしい人。




 ユニークなのは、この人
 奨励賞の石井徳昭さん(福野)
 「六角堂台付き一対」を出品。
 お仕事は大工さんとか。
 市美展などの公募展は珍しい。
 嬉しそうだった。




 吉江中学の美術クラブで
 一緒だった佐々木久子さん。
 息の長い活躍。




 実は、今回から初めて
 南砺の中学生も特別参加


 福光中学から、南砺市の
 各中学の美術部へ呼びかけて、
 若々しい作品の部屋が生まれた。
 美術館1階研修室で
 同時開催された。




 井口の荒木さん。
 大胆な完成度の高いデザイン構成。




 写真作品も、びっくりするほど
 レベルが高い。
 担任の先生、美術協会の作家、
 皆さんの取り組みで実現した。

 自分の場合も、
 市展に出品のみなさんも、
 中学時代に美術に親しんだことが
 今日につながる。

 南砺の中学生たちの活躍が
 なんとの文化を支える日が来る。











雪の妖精たちが決まりました

2011年11月13日

     美術館の入口
     四季桜が満開です。





 新聞に紹介されたとかで、
 何人もの人が、撮影していました。
 本格派のアマチュアも。

 なんでも、もとの持ち主の
 徳兵衛さんが、
 東北か北海道で苗を入手、
 エドヒガンの雑種。
 北陸では珍しいのだそうな。



 
 第3回目、
 アローザスキー場の雪恋まつり。
 雪の妖精コンテストの
 グランプリです。
 福光東部小の森田ゆめかちゃん。
 おめでとう。
 松ぼっくりが効果的で、かわいい。



 小品だけど、
 爪楊枝のスキーの妖精?




 1階の展示室は
 夢のような世界です。
 幼稚園児、小学生たちの作品が
 たくさん迎えてくれます。








陶淵明とTPP

2011年11月14日
 
      ちょっとだけの
      朝陽が、 
      トチノキの紅葉を照らす。



 陶淵明。中国の詩人。
 1600年前に、

 田園まさに荒れなんとす。
 と詠んで、
 県知事への任命を
 断って、ほんとに田舎で
 農耕に勤しんだ。








 野田総理の決断が
 一歩間違えれば、
 日本の農村は荒れなんとす。

 陶淵明を有名にしたのは、
 短編SF小説、
 「桃花源記」である。

 山奥に浮世離れした理想郷が
 あったという、物語り。

 いまなら、さしずめ、
 ブータン王国
 

 桃源郷の
 語源であるが、
 そこは、美しい農村が広がり、
 人々はみな等しく
 なごやかに暮らす。

 なによりも税金がない。








 一説には、
 理想郷とは幻想の中にはない。
 現実を見つめることこそ
 ユートピアに辿りつけるということの
 戒めでもある。

 はて、南砺市の
 原風景は如何に。

富山写真語・万華鏡の発刊20周年

2011年11月15日
      写真家・風間耕司氏
      とやまへ移住して
      もう50年近くなる。
      ブータン展の
      関口照生氏は弟弟子。




 20年前、
 仲間たちで立ち上げた
 写真誌「万華鏡」
 月刊誌ではなく、
 毎月発行の写真誌。

 おんなじみたいだが、
 独立した写真誌で、雑誌ではない。
 雑誌なら、旧刊は2足3文。
 万華鏡は初号も500円。
 現在238冊目は
 ギネスブックものだろう。






 
 このほど、20周年というので、
 風間氏とスタッフに取材が入る。

 富山をひたすら耕して、
 休んだ月はない。

 風間氏は、一人で、
 取材撮影、選定、印刷入稿
 立ち合い、配本、集金。
 美術館では、
 「集金のをぢさん」と思っていた人も。
 大口の支援会社が
 大幅減部で、
 経営は火の車状態。
 スタッフを減らすしかなかった。
 でも、
 とやまの魅力を撮る情熱は、
 どこから生まれるのだろうか。
 まさに、富山の土門拳
 あくなき好奇心に
 頭がさがる。
 73歳なのだ。

 20周年記念号は
 初めて書店の店頭に並ぶ。
 17日の予定。





立山に魅せられた人

2011年11月17日

      立山に魅せられた人。
      大伴家持
      棟方志功
      植木忠夫
      枚挙にいとまがない。



 「立山に氷河が存在する」
 ニュースが全国を駆け巡る


 飯田 肇 さん

 立山カルデラ博物館の学芸員。
 雪氷学会会員として、
 富山へやってきた。

 日本で雪氷の研究ができるのは
 富山だけということで。

 就職先が無くて、
 最初は、黒部市のプラネタリウム館の
 映像づくりなどを担当。
 富山にはもったいない人材と
 大学教授から聞いた。

 K-?の初登頂を、最先端の
 気象観測情報で、
 スタッフとして裏方で支えた、
 若きエキスパート。

 立山カルデラ博物館へ転職。
 そして今度の快挙である。

 まだ、若い。
 でも、いつも少年のような夢を
 抱き続けている、
 笑顔の素敵なひとである。

 富山の自然を研究したいと、
 全国からやってきて、
 研究機関や大学で、
 地道な仕事をしている若い学究や、
 写真家、学芸員は
 意外と多い。



赤玉はら薬が欲しい!!!

2011年11月18日
 
      水橋町は
      配置薬のまち。
      宴席で
      隣あわせた方の話。




 この方は、岩手県の海岸部
 釜石市を中心に、
 古くからの顧客が多い。

 3.11
 お得意さんが心配で、
 役場へ安否を問い合わせても、
 個人情報は教えられないと、
 にべもない。

 そのうち、各地の避難所に
 公衆電話がつながった。
 悲痛な、切羽詰まった声で、
「赤玉はらぐすりを送ってほしい!」
「六神丸を!」
 後ろに行列しているから、
 避難所の名前を告げるのが精いっぱい。

 避難所にはカップラーメンや
 いろんな食料が届いているが、
 慣れない食生活で、みなお腹をこわす。
 ストレスも加わる。

 本人にとっては命に係わる。
 「いつもの、あの薬を!」
 病院、薬局のくすりよりも、
 とやまの常備薬が、頼りなのだと。
 このなじみの
 デザインを見ると、
 それだけで助かった気持ちになる。




 各メーカーには、
 いろんな赤玉はらぐすりがある。
 六神丸も、みんなよく似ている。

 私が、何種類か
 デザインした、
 このパッケージ。
 15歳のころの仕事。
 仕上げたら、外は明るくなっていた。
 それまで100年使われた、
 デザインを参考にして、
 縦の図柄を、横にしただけ。
 色もあんまり変えていない。

 お客さんは、極端な
 デザイン変更を嫌がる。
 有効成分は同じなのに、
 お客さんは納得しないのですと、
 力をこめて話された。
 300年の実績である。

 先日も現地へ出かけられた。
 しかし、1000戸のお得意先では、
 海に沈んだままの家族も多かった。
 がれきは、そのままだった。

 私のささやかな、
 若い時の仕事が
 こんな形で、
 役に立っていたのかと思うと、
 込みあげるものがあって、
 つい、おしぼりで
 さりげなく顔を拭く。

 
 このかたちは、
 南砺で生まれました。

 デザインは、
 新しいだけがデザインではない。
 変えないで、
 ひたすら守り続けるデザインが、
 人の命を救うこともある。
 富山のチカラであろうか。
 

 


水橋という町

2011年11月18日
      版画家の谷内正遠さんと
      能登の志賀町で
      第4回全国子ども版画コンクール
      審査会のお手伝い。

      棟方志功も、
      子どもたちの感性から
      謙虚に学んで
      世界のムナカタになった。
      町の小中学校校長先生たちが、
      率先して熱心に推進。



 昭和の大合併で、
 富山市に隣接する呉羽、和合、水橋が
 吸収合併した。
 いづれも歴史のある、
 中心商店街は衰退の道を歩む。
 事実上の富山市の、
 ベッドタウンとなっていた。
 3つの商工会が
 地域の生命線の中核となった。
 ずっと、アドバイザーをしてきた。




 なかでも難しいのが水橋。
 昨日の夕方の風景。
 実に美しい、くすりの町である。
 住民の運動で、
 違法係留のプレジャーボートは
 きれいに一掃され、
 昔の景観を取り戻せた。

 ご多分にもれず、
 衰退しながらも、基礎体力の残る、
 商店街と町並みをなんとかしたい。

 商工会の若手の熱い議論、
 背中を押す幹部。

 


 そこで、やすらぎのある、
 灯りで町や原点である橋をつなぐことに。
 その点灯式で、水辺のまちが
 浮かび上がった。
 柔らかいパステルカラー。
 岩田長峯さんの切り絵。

 かっての北前船で賑わった、
 シンボルの常夜灯のデザイン。




 予定の50基が、あっというまに
 53基も注文が殺到。
 町おこしの第一歩としましょう、と
 みなさんの顔が輝いていた。

 


 

五箇山の大収穫祭

2011年11月20日
         雨上がりの
         五箇山路



         水墨画の世界。
         我ながら、
         いいシャシン。




 みんなで農作業の日in五箇山
 合同の大収穫祭。
 韓国の李さん、宗さんも
 キムチ体験の応援に。
 久しぶり。




 プロのシェフもお手伝い。
 中には、かっての
 砺波市立美術館長も。




 がんばって!




市展はきょう5時までです。

2011年11月20日

      ぬれそぼった、
      紅葉は、
      幽玄の世界です。




 南砺市の市展は、
 きょう20日(日)午後5時までです。

 7回目を迎えて、
 ベテランの作品、若々しい挑戦、
 南砺の中学生たちの力作。
 見応えがあります。




 庭の紅葉と、
 彫刻のハーモニーがすばらしい。




 福光美術協会さん一行の、
 合同鑑賞会。
 ゆっくりと、講評を聞き、
 出品者の話に
 耳を傾けます。





 南砺の中学生の作品が
 研修室に初めて登場しました。
 ジュニアの発想に
 みんなびっくりでした。
 恒例にしていきたいものです。

 午前中は、
 利賀村で「みんなで農作業の日in五箇山」
 大収穫祭。
 キムチづくりの人たちと、
 合同イベントです。

 






五箇山のA級グルメだあ

2011年11月21日
        五箇山とうふ。
        縄でしばって運ぶ。
        固豆腐は、
        白山を中心に、
        五箇山、飛騨、
        福井、白峰周辺に
        集中しています。
        白山信仰の食文化で、
        A級グルメ?



 みんなで農作業の日
 in五箇山大収穫祭。
 21日付けのT紙にも大きく紹介。
 出来たての五箇山豆腐の
 熱いのに醤油をちらっと垂らして試食。
 舌が絶叫していました。
 ちょっと、オーバー?
 上平の皆さんの指導で豆腐作り体験。
 大豆は100%利賀産。





 さすが地元のそば打ち名人。
 地元の粉100%
 そば文化の伝道師の本職は、
 畏れ多くも文化課課長さん。










 長麦やの登場。
 郷土芸能ステージは、
 A級グルメを楽しみながら。
 



 古代神のユーモラスな歌と
 迫力の踊り。




 トリはやっぱりコレ。
 麦屋です。男が上がる究極の踊り。

 ごくろうさまでした。
 ごちそうさまでした。









チューリップの素顔

2011年11月22日
      100億円
      ギャンブルにつぎ込む。
      16年前の悪夢、
      サリン事件。
      パフォーマンスの
      大阪市長選挙。

      いいニュースはない。
      いい夫婦の日にあやかって、
      カレーでも食べるか。
      やっと、いい日差し。
      チューリップ球根を
      15種類植え込んだ。




 万華鏡特別号から。

 中国ウイグルから伸びる、
 天山山脈の山麓に
 咲いているカウフマニアナ種。
 いたる所に、
 雑草のように咲いています。
 (この写真をシオリにつけました)




 ちょっとガレ場の
 天上の花園です。
 原種グレーギーの彩り。
 自然のままです。




 赤が原種で、色変わりが囲む。
 種で殖えていきます。
 おそらく、30年はここで
 咲き続けているだろうと、
 アンナ博士の話です。
 人生と同じく咲くまで10年、
 咲き始めたら、
 最長70年の可能性もあるとのこと。

 我が家の庭には、
 どんなチューリップが咲くやら。





雪恋まつり

2011年11月23日
       恒例アローザの
       雪恋まつり。
       ちょっと、
       のぞいてみました。





 好天に恵まれました。
 滑走できないものの、
 ゲレンデは薄化粧。
 例年にない人出で賑わっています。





 先日、審査の雪の妖精。
 市長賞の作品です。




 本日の収穫、
 シャクナゲの鉢を求めました。
 植え方も教わって。
 もともと、
 医王山は東洋蘭と
 シャクナゲの里です。






チューリップ娘まるちゃん

2011年11月23日
  
        美術館まえ。
        紅葉も
        最後のかがやき。




 チューリップ娘と呼びたい、
 カザフ族の娘、
 カビエワ・マルジャンさん(21歳?)
 通称、ご本人も自称では
 「まるちゃん」とお気に入りで
 メールで近況が入ります。




 カザフスタンの
 民族大学の日本語学科を
 このほど卒業。
 通訳の仕事につきました。

 現地での
 チューリップ・ツアーで
 2回、お世話に。




 この春に、
 チューリップ博士アンナさんと
 通訳として招いていました。
 来日の予定でチケット購入直前に
 福島の原発事故でフイに。

 先日、日本への旅行案内で
 念願の来日。
 京都、奈良、東京と
 夜まで仕事のハードさ。
 
 日本のツアー仲間が、 
 お互い、会いたがっていましたが、
 余裕がありませんでした。




 カザフスタンは、日本の
 7倍の広い草原の国。
 宇宙船が着地するのに便利です。

 人口の4割はロシア人。
 そのため治安がいい。
 5割はカザフ族で、
 あと、ウズベク族、ウイグル族。
 みんな、古モンゴル族。
 言葉も、日本と同じ、
 チュルク諸語族。
 カザフ語の文法は、
 日本語とまったく同じだそうで、
 覚えやすかったと言っています。
 日本人と兄弟なんです。
 不思議ですね。
 




 現地ツアーで、
 夜はワインパーテー。
 「飲まない?」とみんなが
 奨めるのだけれど、
 「まだ子どもだから」と、
 はにかんで、断る。

 彼女のことについて、
 写真語・万華鏡で紹介しています。
 ややこしい話ではありませんよ。
 残念ですが。








 

とやまの経営者

2011年11月24日
        立川談志さんの訃報。
        ナマのステージを
        思い出す。
        志の輔師匠の師匠。
        最晩年まで
        鮮やかに彩りの人生。



 広告会社では、
 企業トップの意向を知らないと、
 仕事にならない。
 少なくとも200人の
 創業社長や後継社長にお会いした。

 富山は、
 日本一社長を輩出する土地柄。

 粘り強さと、進取の気性。
 信仰心も影響しているかも。
 そういう風土に鍛えられたトップ。
 その見識や、風格、人格に
 惹きつけられることが常だった。
 この人のためには、
 いい仕事しなければ恥ずかしい。
 そういう気分になる。
 直接の部下だったら、
 なおのことだろう。

 ただ、3代目あたりは
 怪しいタイプがいた。

 栄養をたくさんいただいた。

 それだけに、
 オリンパス、
 大王製紙の不祥事。
 語るに落ちる。
 海外に与えた影響は大きい。
 こんなご時世に…
 

南砺市と白川村―黒田乃生さんのこと

2011年11月26日
       不覚にも、
       便秘、浣腸のトラブルで
       一日ダウン。
       館長→浣腸では
       さぶ〜くなる。
       五箇山のトチノキが
       黄葉で風情がある。




 議会事務局のお世話で、
 先般は、県内10市の議長・副議長の
 南砺市での研修会、
 そして24日に
 白川村と南砺市議会常任委員会の
 合同研修会で
 お話をする機会をいただいた。

 共通するテーマは、
 北陸新幹線はバラ色か。
 ちょっと、刺激的な持論。
 観光、グリーンツーリズム、地域活性化。

 そこで紹介したのが、
 黒田乃生さんのこと。




 筑波大学大学院の准教授
 東大卒の農学博士。
 世界遺産の研究が専門で、ゼミも。
 ご主人も教授。

 みんなで農作業の日in五箇山で、
 ずっと、南砺市五箇山へ。
 実際に田植えや稲刈りで汗を流される。
(写真左端の若い娘さん!?)




 去年、ことしは、
 上平地区で大学院の若者と
 楮地区の石積み棚田の修復、
 ミョウガ採集、萱刈りなどの、
 ハードな農作業。
 地区民は大歓迎。
 あとで立派なレポートが届く。




 議員研修会では、
 黒田乃生教授の研究著作から、
 世界遺産のゆくえ、などを
 紹介させていただいた。
 白川村の議員さんがうなずいていた。


 黒田先生は、相倉の
 いちばん小さなたんぼのオーナー。
 現在は五箇山をフィールドワークに
 将来の日本の教育界を背負う、
 若い人たちを育てている。
 みずから実践と南砺の研究を継続。
 こういう人たちを
 もっと大切にしていきたい。




 

ネパール国王が南砺市へ来るはずだった

2011年11月27日
  
       ブータン国王夫妻の来日。
       国会でのすばらしいスピーチ。
       招宴でのぎごちない
       若き王妃の初々しさ。

       ブータンシボリアゲハを携えて。

       昭和天皇の崩御のときは、
       国中が喪に服した。




 福光美術館でのブータン展。
 早すぎたのか、
 先取りしたことになるのか。
 竹下景子さんが、にこやかに、つつましく、
 付き添われたのがうれしい。




 思い出すのは23年前。
 利賀村のネパール・ツクチェ村への
 友好調査団に同行した。
 そのおり、昭和天皇が崩御。
 国中が3日間(日本は1日)喪に服す。
 学校もお役所も半旗をかかげ、お休み・
 動きがとれなくて困った。
 当時、ネパールは王国であった。

 この友好をテーマに
 劇映画「ミテリガウン」(友だちの村)が
 制作され、大人気を博した。
 ネパールの皇太子も試写会に臨み、
 日本の南砺市を訪問が約束された。
 当時40歳代で次期国王になる直前だった。

 残念な事に、その後王室で
 不祥事というか、
 銃の乱射で亡くなり、
 その後武装闘争の
 マオイストの圧力で
 長く続いた王制は崩壊した。

 タイ王国もそれに続いた。




 ちょうど6年前の11月、
 新生南砺市の友好交流団がネパールの
 ツクチェ村を訪れ、大歓迎を受ける。





 アジアの王制は、ラオスだけ?
 立憲君主国の絆は、
 日本人が思うより強かった。
 歴史の流れを感じるが、
 ツクチェ村を貫流するカリガンダキの
 流れの美しさは変わらない。
 堀 文子さんも昨年、
 ここを称えて作品に仕上げられ、
 ことし美術館に展示した。




 





 

ハシタナイ

2011年11月28日
   

            冬の到来か、
            下弦の月。
            明星を伴って。




 いいかげんにしてほしい。
 大阪晩秋の陣。

 かっての大阪の上司は
 識見、人間性、魅力ある人が多かった。
 今日あるのは、そのおかげと、
 賀状だけのおつきあい。
 それも、年賀欠礼の遺族からの
 はがきがふえる。

 東京一極集中の非を
 ずっと抱いてきたけれど、

 こんどの騒動を見ていると、
 日本の未曾有の災害や、
 国際関係への配慮が
 みじんも感じられない。

 そんなハシタナイ、
 盛り上がりが、情けない。
 日本の「都」を標榜できるんだろうか。

 関東大震災のおかげで、
 しばらくは大阪は活況を見た。
 その再来のつもりだろうか。
 もし、大阪に
 大変なことがおきたら、
 応援しようではないか、という気分は
 そがれるかもしれない。

 東京、名古屋、大阪から
 等距離の富山だから、
 醒めて見てしまうのかも。

 ちがいまっか
 

艶めかしい

2011年11月29日
   
      NHKのあさイチと
      朝市は、
      わがつれあいの楽しみ。
      日曜の朝は
      いそいそと。




 契約して、40本の
 大根を購入。
 葉っぱを切って、
 洗って、たばねて、
 玄関に吊るす。
 年中行事である。

「土の中で育って、なんで、
 こんなに白いのかしら。
 艶っぽいね」
 
 うん。ご本人も
 娘のころは…
 想像するしかないノダ。


 立野が原は、戦前の陸軍演習場の
 ころからも、大根の産地で、
 かっての自分たちの土地を
 許可を得て生産し、軍隊に納めていた。

 戦後も、入植者の
 たくあん大根生産、たくあん乾しの
 大きなハサが風物詩だった。
 それが、連作障害で
 ダメになったという。





 いまは同じ「乾し」といっても、
 干し柿の里になっている。


越中アートフェスタ

2011年11月29日
 
      幼木なれど、
      銀杏が黄葉まっさかり。
      2本あるけど、
      一向に実をつけない。
      オスいちょう?




 県民会館で、
 アートフェスタが開催された。
 (終了)
 南砺からも意欲作がいっぱい。
 得地秀生会長のとき発足。
 県展や日展と違って、
 会員、委嘱、無鑑査なんてない。
 厳選して落としているから、
 どれが入賞しても不思議はない。
 ジャンルも、
 平面か、立体かだけとシンプル。
 情実のからまない、大学の先生や、
 美術館学芸員が審査。
 小学生の低学年が入賞したり、
 超ベテランの先生が無視されたり。
 面白かった。
 刺激的だった。





 会場前のイベント。
 保育園児によるワークショップ。
 大谷美術学園さんが協力。




 園長の大谷弓子さん。独身。
 ご覧の美女。

 お母さんの故和子さんは、
 日本を代表する、児童画の指導者だった。
 40数年間も富山で
 世界の児童画展や国際交流で、
 教えを受けた子供は数万人。
 プロはムリして育てない。
 学園で夜間、大人のための
 デザイン教室を担当したことも。

 来春早々の
 南砺市年賀状版画コンクールの
 審査委員長をお願いしている。


 


作者 : 奥のほそみち

石崎光瑤に感動し、棟方志功に共鳴するお仕事です。運転しないから、人の行かない裏通りや、細い道をひたすら歩く。 そこで見つけた話を紹介したい。 雪吊を 終えたる樹々の 斜塔めく          あさぎり         

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