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なんと万華鏡

南砺市には、いろんな花が咲き、がんばっている人がいて、面白いことが起きています。

みんなで農作業の日in五箇山

2006年05月16日

 
いささか旧聞であるが、5月9日に平・下梨の春光荘で、18年度第1回『みんなで農作業の日』in五箇山の実行委員会が開かれた。5月28日の日曜日に今年も相倉での田植えからスタートする。去年は50年ぶりに田んぼで苗の手植えをし、秋には稲刈り。身体は覚えていてくれたが、いかんせん腰痛に悩まされる。収穫のてんたかくは美味しかった。
例年より遅めの五箇山の春。窓の外では、小学生たちが綱引きの練習をしていて可愛い。


夏編は8月5日(土)利賀村でそばの種まき、8月下旬には菅沼で赤カブの種まきが予定されている。

貧しい昼めしです

2006年05月17日
 福光美術館の正面には、杉の木立に這い登った藤の花が真っ盛りです。ウグイスの声がするので、口笛でホーホケキョとやると、本物が近寄ってくる。


 それにしても、昨日は疲れた。なんと‐e.comの第3話のコラムの入力と、このブログの立ち上げに悲惨な一日でした。外はいい天気なのに、部屋の隅っこで暗〜い孤独な作業をひたすらシコシコ。システムの不具合だけでなく、このトシでこんなややこしい仕事をするほうが無謀。でも、情報センターの彼女の暖かい指導で何とか先が見えてきた。
 書類にはんこを押しているうちにもうお昼。私のつれあいと目下ダイエットの競争です。館のスタッフの弁当はみんな豪華。でも自分のお昼ときたら、かわいいおにぎりが2個。貧しいふるさとの昼めしどきであった。

ことしも「声楽サマー・セミナー」が開催。

2006年05月18日
 18日福光行政センターで、声楽セミナー2006の実行委員会が開かれ、出席する。10年も経つと日本歌曲の人材があちこちで活躍するようになってくる。継続は力なりというけれど、教育の世界はいずこも、せっかちに結果を求めてはいけない。予算はさらに厳しさが増す。
 恒例のガラ・コンサートは8月3日、JA会館で。ミニ・オペラコンサートは5日、アローザ村で。今年は日本の作曲家のポピュラー曲と、モーツアルトが楽しめそう。


 学校教育の現場でも、音楽、美術、書の芸術分野のウエイトが軽くなる一方である。会議でも音楽コースの少子高齢化の影響が深刻になりつつあるとの報告があった。県立高校でも、進学に直接関係が少ない音楽は授業時間が減らされ、3つの高校を掛け持ちする先生もいる。わが国では音楽や美術、書を「鑑賞」する教育も足りなさすぎる。美術館もこんなことではと、危機感がつのる。感性を育てないでどうして国を愛することができようか。
 救いなのは、高齢者の文化へのかかわり方の熱心なことである。生涯学習熱はどの分野もすばらしい。富山県の生涯学習県民カレッジも予算が大幅に削減され、担当の方々が大変苦労されている。
 こうなったら、徹底して不良老年になってやるぜ。若けりゃいいというものではない! 
 

南砺らしさとは、なんだ。

2006年05月19日
 福野庁舎講堂で、第2回南砺市総合計画審議会が開かれた。詳しくは明日の新聞の朝刊または、南砺市のホームページでどうぞチェックしてほしい。


 今回は基本構想とそのイメージが中心で、「南砺市らしさ」について特にキャッチフレーズのありかたの発言があいついだ。本編には、数値目標が添えられることが最近の総合計画の傾向である。ただ、10年間の目標を数字で表現するには、なじまない項目も出てくるだろう。肝心の人口動態が8月にならないと、国勢調査のデータが入らないから、これからの作業になる。


 これまで県やいくつもの自治体の総合計画づくりに関係してきたが、
大変なのは、実際の中身をつくる行政マンである。富山市役所の幹部の友人は、「議会対策と総合計画策定さえなければ、こんな気楽な商売はないんだが」と漏らすくらい、厳しい作業なのである。合併して間もないのだから、これに関わる150人の南砺市職員は新市の将来像づくりに猛勉強を強いられる。そうして幹部が育つ。


 昼前に終わって、すぐタクシーで石動駅へ。アシの無い悲しさが懐に沁みる。北陸線の鈍行で富山市へ。JA共済会館で「いきいきむらづくり塾」アドバイザー会議に飛び込んだ。
 新しい制度が始まる。品目横断的経営安定対策、認定農業者育成、集落営農の組織化、WHOによる米価切り下げなど難しくて、頭の痛い暗〜い話題ばかり。来年度から農業を取り巻く環境には深刻なことばかり。でも、富山県内では南砺市の農業関係だけは先進的で優等生との羨望の声が相次ぐ。ほれみろ、「みんなで農作業の日in五箇山」2年目の動きについて報告したら、「ああ、富山県の農業も南砺市のように発想を変えなくちゃ。補助金論議ばっかやっとるのが恥ずかしい」という影の声が耳に入った。南砺市はモデルなのである。

お帰りなさい。安念先生。

2006年05月20日


砺波市出身の声楽家、安念千重子さんが主宰する第12回「ANの会」が20日の午後、富山市の北日本新聞ホールで満員のなか開かれる。先生が指導されている県内の声楽グループから、6人がステージで発表。わがつれあいも、山田耕筰、モーツアルトの曲を歌った。福野で活躍のベテラン、杉原芳枝先生も登場。いわば会員の勉強会の成果を発表する場である。


安念先生は東京藝大卒。独力で二期会、藤原歌劇団などオペラ界や日本の声楽の世界のトップで活躍されている。関定子さんらの大先輩。10年前に、故郷・砺波の散居の屋敷林にアーベントホールという素敵なスタジオを建てられ、県内の後進の指導にあたっている。このほど住まいもふるさとに移し、本格的に人材育成を目指されるとのこと。東京や横浜の仕事はこれまでどおり続けられるが、ビッグなUターンは、これから楽しみである。(まだニュースになっていないのですぞ)
IOXアローザ・サマーセミナーは全国から若い声楽志望者が集まってくるが、安念先生は別の角度から、地元のベテランの支援をされることになる。

日曜出勤。新緑がまぶしい。

2006年05月22日
 きのう、よほど上流で豪雨だったのか、早月、常願寺、神通、庄川、小矢部とすべての川は濁った水が川幅いっぱいに流れている。美術館の芝がやっと緑に。借景の桑山も元気。「工芸の今」展はきょうが最終日。石川ナンバーのクルマがならぶ。八尾の山口さんのグループが来館。陽気に誘われて賑わう。




早めに帰宅。庭の草刈を。近所のドラ猫が様子をうかがう。こらあ、お前のおかげで、雉が奥の草むらでヒナを返そうとしているのが邪魔されてるぞ。かって「のらくろ」という人気マンガがあった。我が家の庭をのし歩くのはこの、のらくろ猫め!である。シッ!シッ!


いよいよ専業主婦の誕生。

2006年05月22日


 この3月末で、わがパートナーが高校を定年退職あそばされた。保険手続きや、記念コンサートなどが続き、このほど晴れて専業主婦宣言とあいなった。これからは自堕落三昧やるぞ!といいながらも、家事やら庭の手入れやらこまめにお励みである。
 これまでは、私が毎日の買い物、炊事、洗濯、掃除の70%はやってきただけに、改めて何やら淋しい。同じ屋根の下で花ならぬ鼻をつきあわせて暮らさねばならない。これまでの波乱万丈の人生で初めての体験。ため息をついているようではバチが当る。いま「ごはんよ〜」と、メゾソプラノの声が聞こえてきたので、本日はこれにて失礼。

しんきろうが出た!僧が出た!

2006年05月23日


 魚津駅前から見た、僧ヶ岳である。いちばん高いところの下に見える馬の首のような雪形が、僧侶から崩れたかたち。このころ田植えをする目印として、魚津、黒部地方で重宝がられた。
 気温が高く、山がはっきり見え、弱い北東の風がある、もわ〜としたお天気のときにしんきろうが出現。すごい望遠カメラが数十台ならび、300人くらいが集まって騒ぐ。冷えた缶ビールを片手に楽しめる。
こんなとき、すごい望遠カメラですねと近寄ると、必ず覗かせてくれるし、急ごしらえのパーテイに早代わり。


 田植えのころに咲くから「田植え花」といってる花が美術館周辺に満開である。きれいな花である。名前のウツギは幹が中空のため空木。ウノハナとも。全国では垣根に愛用されているが南砺市では、むかし野外の火葬場のお骨をひらう枝に使われ、忌み嫌う。火葬場のあるような谷筋のどこにでもある潅木だったからかも。生け花にしても水揚げが悪い。ちょっとかわいそうな花である。

オーパ氏より、南砺の地域ブランドで提案あり。

2006年05月24日


 オーパ氏より、富山県の地域ブランドの申請がほとんどないとの指摘。県民性だろうか。南砺市では富山干柿が旧福光・城端を中心に特産として実績がある。日本一の品質なのに、PRはやぼったい。たしか「越の白柿」という、すてきなネーミングもあったのに。復活できないものか。また、米菓は品質的に日本一であるが、共通ブランドになっていないし。
 南蟹谷では、銀杏の里として各種の健康茶の特産化にがんばっている。私が紹介したのは、宿根そばのお茶。日本で初めての製品化である。もともと、日本そばにはルチンという身体にいい成分が含まれている。脳血管や抹消血管を丈夫にする効能がある。
 韃靼ソバは、このルチンの含有量が100倍ということで、健康食品として全国発売されているが、利賀村が導入した、ヒマラヤの原産・宿根ソバは、なんと200倍の含有量である。これは、国の農水省関係の公的試験場で、県の食品研究所の紹介で検査してもらったデータである。大変な生命力のある、この不思議なソバを、南蟹谷のグループが製品化に成功した。我が家では、一日一回煮出して引用させてもらっているが、薬事法に触れるので、効能などうたえないのが残念である。
 福光駅前のフレッサや、道の駅で扱っている。血圧に心配されているかたは、ダメもとでいかが。

南砺市だけが申請されていない。

2006年05月26日


26日、県庁で富山県特産品アドバイザー派遣事業の会議があった。県が負担して、専門家を派遣してくれる全国でも例のないすぐれもののプロジェクトで、30年近くの実績がある。
法律の専門家、デザイナー、コピーライター、百貨店の部長、食品研究所のベテランなど多士済々。地域の特産品開発から、生産、流通、販促市場調査などの県内トップの10人のプロが網羅されている。例年各市町村からの申込みが殺到する、珍しく人気のある事業だ。南砺市の17年度の実績はゼロ。18年度の申請もゼロ。射水市もゼロ。合併で地元の特産品による活性化への仕事どころではないのかもと笑われ、恥ずかしかった。市の負担はない。民間ががんばって、立派な地域の特産ブランドを作ろうとしているのに、背中を押してほしいものである。言い過ぎたかしら。
ついでにもうひとつ。法令改正で、地域ブランドの登録の規制がゆるやかになった。土地の名前と産品をくっつけて商標登録ができなかった。
たとえば、「氷見うどん」のように。南砺市ブランドもいかが。それが法人格(会社、組合など)が申請すれば登録でき、法的に保護される。これも登録費用の半額が県費で補助される。なのに1件しかとやまは無くて、石井知事がなげいている。2つともまだ県の予算枠は余裕があるそうだ。

陽が短くなった!

2006年05月26日


トシだから、早く眼が覚める。小鳥の声がうるさいほど。書斎の左の窓は北向きであるが、早朝に朝陽が射しこむようになると、いよいよ6月を迎える。つまり夏に限りなく近づいている証拠であろう。早朝と夕方のほんの一瞬の光のショーである。子午線が北寄りになっているのがわかる。当たり前のことだけど新鮮。


 庭の草刈りをしていて、ホウノキの花がもう終わっていたのに気づいたが、もう遅い。10年前、城端の縄が池へ行ったとき、道端に哀れなホウノキの小さな株を見つけた。いずれ刈り取られる運命の場所だったので、これならいいだろうと持ち帰って植えたのが、もう花をつけるまでに。ほんとに成長が早い。この大輪の白い花は、かっての城端の曳山まつりの山宿に飾られていたが、ことしは早まったからムリだっただろう。

女子高校生に囲まれて。

2006年05月27日


車窓は田植えの終わった水田。部活に向かう女子高校生に囲まれた花園のような移動式書斎で、コミックに読みふける。モーニングの「イカロスの山」は、登山家の物語。立山・剣を経て、K‐2をアタック中。そして懐かしいネパールの山が。ニルギリ(写真6834m)とダウラギリ(8167m)。18年前の厳冬期にアンナプルナのジョムソン街道を利賀村の一行と歩いた、ヒマラヤ山中で出逢った。そのふもとにめざすツクチエ村があった。村民が総出で迎えてくれたときには昭和が平成になっていた。


気がついたら、次の高校の彼女たちが入れ替わりに乗ってきた。今日もいいことありそう。

五箇山で100人が田植えです。

2006年05月28日


 早朝に雷雨。どうなることかと心配したが、小降りに、そして太陽も。2年目の南砺市・棚田オーナー制度「みんなで農作業の日in五箇山」の最初の事業がスタートした。相倉での田植えである。
 約100人が東京や大阪、石川県などから家族づれで賑やかなこと。つれあいと、グリーンツーリズムとやまのメンバー2人が応援してくれて
2番目に大きい田んぼに挑戦。1時間ぐらいで植え終わった。持参の特大おにぎりと、平家なべがことのほかおいしかった。子どもたちが泥んこになって大騒ぎする姿がほほえましい。


 昨年よりひとまわり参加者も増えた。夏の赤カブ、秋のソバまきが期待できる。耕作放棄田の解消、都市住民との交流、地産地消や子どもの食育、山村の活性化などメリットは多い。何よりもこの事業で五箇山はひとつ、南砺市のイメージアップという機運が生まれてくれることを願う。
泥を落としてから、勇助でおいしい珈琲をいただいて帰途につく。

南砺市の越中料理は報恩講さま

2006年05月29日


 県民会館の国際会議場で、食のとやま「越中料理」ブランドの懇話会が開催。最初から気が重かった。石井知事、3人の部長、テレビカメラの放列。木村尚三郎座長、料理の各界代表。ああいやだ。
 鉄人、道場六三郎と座長が加賀料理をめちゃくちゃ批判。ようやく会議の流れが変わった。五箇山・相倉での昨日の田植えに、都会の家族たちが参加し、暮れの収穫祭は、報恩講料理でしめくくるつもりと発言した。それまで富山の魚の話ばかりであったが、究極の山菜や野菜の「ほんこはん」という、こころの料理のことで、道場さん、インテックの中尾さん、石井知事らが同調してくれた。ついでに南砺市の善徳寺、井波の瑞泉寺の鯖のなれずしという、発酵食品のことも。歴史や物語が重要だということで、南砺市の提案が決まった感じ。お昼は五万石さんの安い(社長の名前も安井)予算のおいしい弁当で落ち。(写真)
 そのあと、インターネット市民塾の総会。生涯学習のシステムと実績では富山県が全国一。その目玉が、だれでも講師になれる市民塾である。90講座で全国のべ8万人が受講している。昨年はビジネス塾が凄い人気。しかし、このなんと‐e.comもわずか1ヶ月で、市民塾の様相を呈してきた。詳しくは、リンクhttp://biz.siminjyuku.com/business/でどうぞ。

10年前、大騒ぎして移植の福寿桜はことし超満開。

2006年05月30日


 ことしの福寿桜は、これまでで最高の花をつけた。いまどき珍しいエドヒガンザクラの巨木。樹齢は250年。庄川の薄墨桜、荘川桜も同じ種類。
それまでには、南砺市の造園組合や関係者のとんでもない移植のためのプロジェクトが作られ、見事に花を咲かせるに至った。巨木の移植は実に難しい。数年間はひやひやものだったとか。その不可能に近い事業の感動のエピソードが、「富山写真語・万華鏡」?173号、『一木一草』に紹介される。あの有名な荘川桜に匹敵する話。よき時代があったのだなあと実感させる。発行は6月3日ごろ。


市販していないので、福光美術館、福光新町・松村薬局、日の出屋製菓、城端商工会などに置いてあるのでどうぞ。¥500なり。入手が難しい方は私のほうへ。090−3763−2004
ちなみに、このページのプロフィールの桜の写真は、片貝川上流原産のオクチョウジザクラという種類。我が家の庭に小さな苗を植えたらことし咲いた。富山中央植物園の桜の専門家に教えてもらった。

ドイツから美女たちが訪問。

2006年05月31日


ドイツのハンブルグから、南砺市へ癒しロボットの取材にきている。ご苦労なこっちゃ。デイレクターのサンドラさん、通訳のニーナさん。美女たちが愛染苑へ見学に。棟方志功のエロスの版画作品にいたく共鳴。鯉雨画斎で、厠の天女の落書きに二度びっくり。役得じゃあ?

 石崎光瑤展が3日から開幕する。それに先駆けて、館のスタッフの勉強会。どんな意地悪な質問にも笑って(だけど顔はひきつって)答えられるように。

 そのあと、2ヶ月遅れの歓送迎会を隣の川合田温泉で。花束贈呈を。これがホントの両手に花。役得?である。彼女たちになんと‐e.comの話をしたら、やってみたかったとのたまう。近くデビューすると思うのでよろしく。
 城端線、高岡から特急で魚津へ。酔いが醒めてしもた。魚津の飲み屋街と思ったけど、新米の専業主婦が怖いので直帰。
作者 : 奥のほそみち

石崎光瑤に感動し、棟方志功に共鳴するお仕事です。運転しないから、人の行かない裏通りや、細い道をひたすら歩く。 そこで見つけた話を紹介したい。 雪吊を 終えたる樹々の 斜塔めく          あさぎり         

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